「サム・ホーソーンの事件簿」III/エドワード・D・ホック/創元推理文庫。
題名に猫が入っているので、
最後に収録のシリーズ外作品「ナイルの猫」を楽しみにしていたんだが、ぶっとんだ作品だった。
ホーソーン医師の印象が薄くなったり。
(シリーズは端正な作りで大好きですが。)
なので、「ナイルの猫」の紹介を。
〈あらすじ〉
大学の一角にある博物館に、目玉展示品としてエジプトの猫の像がありました。
優美な造形に宝石も埋めこまれた猫は、勿論歴史的観点からも重要なものでした。
ところが或る日、
館長がその猫で人を撲殺しました。
何故でしょう?
ちなみに館長が人を殺したのは、これが初めてです。
彼は快楽殺人者ではありません。
更に言うならば、被害者には非はありませんでした。
〈感想〉
なんだコレ、何だ此れ、ナンダこれは。
酷い。
非道くて作品の出来も(ちょこっと)悲惨い。
でも好きだ。
「水の迷宮」で、転がした儘の遺体に文句言ってた人が読んだら、どんな感想になるんだろう。これは人情派は非難轟々だなw
あれと或る意味同じ動機(笑)だよ。
そう言えば
この本で一番の謎は『パタゴニア・ボラ』と云う言葉だった。
Google先生ありがとう。