平熱 | 猫の島調査報告書

猫の島調査報告書

月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目


いい加減
平常時に眼筋がぷるぷるしてきたのでかなり読みを抑え気味にしたつもりだったのだが、結局はあまり変わらず。
結局、眠っている以外に目を使わない方法はないのだな。
しかし本を読んでいる夢を見ていた場合、実際のところどこまで脳の機能が休まっているのかと思う。
まぁこの週末、夢の中以外では、漫画とラノベ(「武装司書」シリーズの読みそびれの巻を埋め中。)とWEB小説しか読んでいないぞ。そっちのがどうする若人。



「橙星」3/群青/一迅社IDコミックス ZERO-SUMコミックス。

捕らわれの王宮から逃げ出した特殊能力持ちの少女・
土の中から出てきた前時代の戦闘人形・松葉
愛玩動物として3年の命を設定された兎耳のペット・チョコ、バニラ、ミトン(ミントじゃなく)。
運び屋のあんちゃん南天

この地に伝わる願いを叶えられる伝説を信じ、
それぞれの願いのために4人の魔女を探す一行。

王よりの追跡者との攻防を続けながら、3人目の魔女の地へとたどり着く。しかしそこで彼らは、魔女の本体と言われる像が破壊されているのを発見してしまう……。



終わりやよし。
ほわほわの描線に惑わされていたが、思ったよりグロな画の多かった最終巻。

物語はあらすじを説明すると王道ながら、王道要素のかけらをこれでもかと詰めこんでいることや、話が過去回想だの別視点だのあちらこちらと飛ぶことから、焦点が合わせにくくある。
しかも、その割に巻数は少ない。
なのにお腹いっぱい(いい意味でも悪い意味でも)。
前作「しましま」は全てを書ききれていなかったが、今作は不足を感じつつも、読了後の不満はない。面白い作風だ。


最後のお城シーンで、上階の窓から空白が王様のところに降りてくる前の所がめちゃ怖い。後ろに抜け殻落ちてるがな。

相変わらずペットさんたちが可愛いが、彼等にとって可愛いは全く褒め言葉じゃないんだろうなぁ。