「エヴァ・ライカーの記憶」を読み終えた。
結論から言うと、
映画『タイタニック』が好きなかた
深海魚に興味を持ちたいかた
王道エンターテインメントに飢えているかたにオススメ。

謎解き小説
サスペンス小説
冒険小説
その全てを併せ持った小説との評は伊達ではなく、
また何といっても、タイタニックという映画的題材がメインに据えられた重厚で俗な魅力を持つ作品だった。
▼ざっくりしたあらすじ
http://ameblo.jp/grayground/entry-10309312621.html
全体感は冒険小説、ハードボイルドな私立探偵ものでお約束展開てんこ盛り、主人公が世界をまたにかけて007並みの活躍をしたりもするが、
"現実よりもリアル"な描写で全編に渡って臨場感を感じることができた。
(ベッドシーンだけは美文で、なんじゃこりゃと思ったが;)
手掛かりが全て出尽くして論理的に解けるという意味での本格ミステリではないが、それと同種の、隠された真相が表出するショックを何回も味わうことが出来た。
ともかく最初の1行から最後の1行まで目を離せない。
読了後、即二読目に入って伏線確認をしたくなるのもミステリとして良作品と言える。
硲的に大事な現場図面もちゃんと4回も入っていたしね。
月並みだが、
ページを捲る手を止め能わずといった面白さだったなぁ、と思う。
530ページ中、後半200ページが解決編という構成でも、まったく長くなかった。
終わってみると結構ありがち展開のオンパレードだったが(^-^;)、途中で気付かせないどころか読後に感慨深かったりするのが凄い。1シーンごとにちゃんと1盛り上がりするんだ。
おかしいな。
期待とは違った、と書きたかったのだが褒めてしかいないな。
まぁ、いいや。