- 東京焼盡 (中公文庫)/内田 百けん
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はいはい、ひさしぶりに内田百閒(うちだひゃっけん)先生ですよ。
さぁ、「けん」の字は表示されているのかw
携帯からはどうだ!
→ 無理でしたorz
なので、この先は「百間」表記で記します。(正字は、門がまえの中に「月」です)
第2次世界大戦末期、昭和19年の終わりから20年の8月終戦後直後までの
内田百間の日記です。
(出版されたのは後の昭和30年とのこと)
ともかく日記です。
内容は、日付・曜日・天気・食事の内容・出勤状況・行った場所・会った人など。簡素です。
食糧事情的には百間先生はまだ、死にそうなほど飢えてるわけではないんですが。
命綱の酒・煙草は配給になってますね。
そして、空襲警報・警戒警報・着弾状況![]()
春には百間の住む四谷にも空襲が。
土手の松の枝を火が駆け上がった、から後、道の上を火花
が渦を巻く描写は美しい。
自宅に燄炎が移ろうかという切羽詰まった状況なのだが、文章自体は淡々としている。それが余計に怖い。
1日分の日記は、5行ぐらい。
読み心地は軽いです。
内容も上述のように定型の事柄がほとんどなので、チョコチョコ読み進めていける。
それでも少ない量の文章から、異常な状態が普通の生活を侵食していくのがよく判る。
細かい記録が付けられてはいるのだが、1冊とおして読むと『記録』というよりも『読み物』の印象が強いかな。
実際にあの状況で記しているのだから、記録への執着も凄いとも思うが。。。
夏休みの宿題の読書感想文に困ったいるかた、
暑さを吹き飛ばしたいかた、
日記ブログ大好きなかた にオススメです。