「精霊探偵」/梶尾真治/新潮文庫。
例によって『探偵』とつくと読みたくなる病が発動です。
べ、べつに表紙に猫がいたからじゃないんだからねっ///
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内容は、猿か獅子かってぇと『ヌエ』? ですよねー、な話。
何を言ってるか解らないだろうと思うが、私も始めは何が起きているのか解らなかった。
作者が梶尾先生だということを考えずに読みはじめたからなー。
物語は、
妻を自動車事故で失い、生きる気力を無くした男・新海を主人公として進められる。
引きこもり生活を見かねた喫茶店のマスター夫妻に人捜しの相談を持ちかけられ、なりゆきで探偵の真似事をすることになる新海。
いくら失せもの探しが得意だからといって、デザイナーのはずの人間があっさり私立探偵になっていいものか。名刺まで作ってしまって、この男ノリノリである。
多少霊感がある新海は、普通の捜査に加え、他人の背後霊に聞きこみをするなどするが結果は捗々しくない。
小学生の押しかけ助手や、幸運なホームレス歌手(や彼等の背後霊)と協力するも、事件は進展しなかった。
そんな或る日、行方不明の女性の持っていた銀色のカードから、とんでもない事態が明るみに。
そして厳しい事実が、新海を待ち受けていた。
途中でアクションシーンが入ってきたので、ハードボイルド風味のほのぼの探偵帳かと思っていたら、まったく予想を覆された!
というか、ネタは割れていてもまさかまさかの連続だった。
解説で柴田よしきが、有栖川有栖の「幽霊刑事」に題名が似ていると書いているが、イタコ刑事や会えない恋人(妻)を探すあたり似た要素が無くもないか。
ストーリーはまったく違うし、このトンデモな方向転換には勝てないけどな!
文章はうまいし面白いのに何かが大きく間違っている。
いつの時代かと思う設定(?)がわんさか出てきたり、さすがの硲もヒいた猫様々な扱いとか、なんだかなー。(明記はされていないが)オリハルコン出しておけば片がつくと思うなよ(`・ω・´)
そして
一番驚いたのは結末。
新海よ、お前それはヌエと同じことしてないか?
もしかして、これが書きたかったのか?
そういえば
銀色であの形は本当にヤバいらしいと霜島ケイが書いてましたね。
裏の裏まで注意。
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