「マルタ・サギーは探偵ですか?」7/野梨原花南/富士見ミステリー文庫。
心弱くなったら読もうと思って秘蔵していた最終巻。
人は成長するものだ。
間違っても本の後ろから読まないように。
またシリーズ通した仕掛けがあるので、未読のかたは1巻から読むように。
カード戦争という訳わからんものに巻きこまれ、日本から異世界の都市オスタスに飛ばされた高校生が1人。
名前を鷺井丸太と云った。
レアカードに選ばれ『名探偵』として生きるはめになったマルタ・サギー(鷺井丸太)。
やがて数々の難事件を解決する探偵Mの存在はオスタスの名物ともなっていく。
そのマルタ・サギーがオスタスに戻ってきて好敵手の怪盗ドクトル・バーチと再会。憧れの美女マリアンナ・ディルベルタとも良い雰囲気が漂い始めたのが前巻までの流れ。
そして今巻では、
連続殺人犯を配下に従える宿敵デアスミスとの対決、
そしてドクトル・バーチとの最大の駆け引きにもとうとう幕が下ろされました。
丸太に持たされた家族問題も彼自身がケリをつけられたのは幸せなことでしょう。
いやいやしかし最後の20ページに入っても未だ解決されない問題が残っていたので、どうなることかと思いました。
少しく文句の付けどころはあれど、いい終わり方です。人によっては大団円と言えるでしょう。
では最後に、今巻のお気に入りの一言を。(他はネタバレになるからこれで)
「私はね、信じています。生まれてきたからには、皆、幸せになるためにあがくのが否応のない義務だと。それを伝えるのが教養です」
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