まずは前哨戦。今月の新刊から。
「おかけになった犯行は」/エレイン・ヴィエッツ/創元推理文庫。
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3分の2まで読んだところで
(*^ ^)ノ⌒☆どうでもよくなって来たのだが、最後のかっ飛ばし具合が凄かったので紹介。
主人公・ヘレンの今回の職場は電話セールス。
出掛けようとすると、just timingで掛かってくる
「新築マンション」やら「一等地の墓地」やら「お掃除サービス」を紹介する電話。
あれを掛けるお仕事です。
ヘレンが売るのは水回りの浄化漕用洗剤。
驚いたのは、アメリカ文化なのか年単位での販売! 7年分だの3年分だの、誰が買ってるんだ!?
ある日、セールス用アンケート電話を掛けた先で不穏な音を聞いてしまったヘレン。
――今、電話の向こうで女性が殺された!
彼女は確信を持ったのだが、警察が問題の家中をひっくり返しても何も発見されなかった。
納得のいかないヘレンは私的に捜査を始めるのだが……。
なんだか、911以後のすさみっぷりが今まで以上に出てきます。
甘い部分も馬鹿馬鹿しいほどの風刺ギャグもヘレンの活躍も、ちょっと前半は浮いていたような。
最後の展開でトントンですかね。
さて、
崖っぷち転職ミステリの名に恥じず、またもや仕事先が潰れたヘレン。
次は、おめでたい職場になるのでしょうか。