紙の海に溺れる | 猫の島調査報告書

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月夜にささやかな酒宴 ことのは積み上げ十年目

熱が上がってきて非常にヤバげな雰囲気になっております硲です。


書いておかないと実行しないので、まず宣言しておきます。

少し部屋が片付いたので、
次の週末に雨が降らなかったら、古本屋をハシゴします。(←ジャンル分けのため)
400冊さようならします。
さびしいけど仕方無い(´・ω・`)




で、今日の1冊。

昨日のマンガ祭はあの後も続きましたが、「3月のライオン」2巻(/羽海野チカ)の記事を上げるあたりで何度もエラーが発生してアメブロにキレていたので、結局アップしませんでした。

いつも全部読書記録を記事にしてる訳でもないので、いいかなーと。
いい加減です。



「有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー」/有栖川有栖・編/角川文庫。
有栖川有栖の鉄道ミステリ・ライブラリー (角川文庫)
¥700
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懺悔します。途中まで読んで4年くらい積ん読にしてました。鉄道ミステリにも慣れてきたので、当時よりは楽しめていると思う。
有栖川協力の犯人当てイベント作品「箱の中の殺意」が収録されているのも嬉しいが、
オススメはこの中から1編。

「高架殺人」/ウィリアム・アイリッシュ。

刑事ステップ・ライヴリーの"のんびり"加減とニューヨークの慌ただしさがの対比がそもそも面白い。


たまたま乗り合わせた電車内で発生した変死体に対し、
「はやくおろせ。後続電車がぜんぶ停滞してしまう」と運転士がいうところなんか、電車使用率が高い生活をしているとありえそうだと思う……。

現場検証のため1駅戻るのも億劫がるステップ刑事が、またすごい。
「通りを渡って反対側ホームに行くのも嫌」、って線路を歩いて戻りはじめる(笑)

行動はスローだが、頭の回転はスピーディーな彼の話がもっと読みたい。