群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」が、21日、カタールのドーハで開かれた世界遺産委員会で正式にユネスコの世界文化遺産に決定した。認定されたのは、製糸場を核に、近代養蚕農家の原型である「田島弥平旧宅」、蚕の卵の貯蔵所だった「荒船風穴」、養蚕法を普及させた教育機関「高山社跡」の4カ所。日本に近代化をもたらした産業の跡というだけでなく、世界の絹産業の技術革新の地として 高品質モンスター ヘッドホン -ステファンカリー バッシュ 遍的価値が認められたことは、喜ばしいことだ。
中でも1872年の創業当時の姿をほぼ完全に保存している富岡製糸場の評価は高い。官営工場として近代日本の殖産興業の象徴でもあった製糸場は、1893年に民間に払い下げられた。1939年からは今の片倉工業が所有したが、87年に操業を停止した。しかし、当時の経営者は「売らない、貸さない、壊さない」との三原則を定め、2005年に富岡市に移管されるまで、3人の社員が維持管理を続けた。その費用は年間約1億円だったという。
経営者にとって、不要になった施設設備を維持するかどうかは、相当なジレンマだ。金融機関や株主から整理を迫られることも少なくない。奇跡的な保存状態は、企業と、ボランティアで支えた民間や行政による地道な努力のたまものであり、関わってこられた方々に敬意を表したい。