(@DIME)
◎情報集積シートで製品化をスピードアップ
ライオン ビューティケア研究所の研究員柿澤さんは、これまで『キレイキレイ』『PRO TEC』などの研究開発に携わってきた。手帳への愛着は深く、今は自分用と研究所全体用の2冊を使い分けている。
小さい手帳は自社の社員手帳。見開き1週間、時間の目盛り付きで使いやすい。ただ「ビニール製のカバーが好みではなくて」。
サイズは昔から横85mm、縦145mmと、A判でもB判でもない変型。なかなかピッタリ合うカバーが見つけられなかったが、3年前ついにオリジナルサイズの革製カバーを作ってくれる会社をインターネットで発見した。
「とっても気に入っていますよ。7000円ほどなので同僚の結婚祝いにもプレゼントしました。愛社精神いっぱいでしょ(笑)」
今年1月に技術開発チームのリーダーに。そして小型の自分手帳に加えてA4判の卓上手帳を併用するようになった。
卓上手帳はマンスリーとウイークリーに分かれている。ビューティケア研究所全体の予定はマンスリーに、技術開発チームの予定はウイークリーに書く。特徴はマンスリーシートの右ページ。人材育成や研究計画に関する課題(企業秘密なので、すべて網掛けされているが)、その結果、次のアクションなどが事細かに書かれている。
研究所では部員ひとりひとりがおのおののテーマに取り組んでいる。その進捗を見開きで整理できるシートが欲しかったが、これもまたいくら探してもなかった。そこで柿澤さんはエクセルを使って、完全オリジナルのシートを自ら作成した。これぞ研究者の魂か。しかし、そんなシートに関しても、「まだ改良の余地はありますね」と、オリジナルシートのマイナーチェンジを楽しんでいる。
「研究所全体の進捗が把握でき、部員との情報共有がスムーズになってきました。2冊使いを始めてから数か月ですが、研究から製品化までの期間の短縮につながるのではと手ごたえを感じています」
自分の予定と部員の仕事、両方の管理が求められるリーダー職には2冊方式は有効かもしれない。
自分の予定を管理する社員手帳
3色ボールペンを使い分け
自分の予定は公私ともに、この手帳にまとめる。3色ボールペンを使って、黒は仕事、青はプライベート、赤は締め切り事項と色分け。ペンはパイロットの『フリクション』を使用。
革製カバーはセミオーダー
中身は社員手帳。付属のカバーが「好みでない」ため、文具店で既製品を探すもサイズが合わず。ネットでオリジナルサイズを注文した。
4色の付箋で優先順位を示す
優先順位の高い事項は赤。次に高い事項は黄。優先順位は低いが必須事項は水色。今年担当になった「安全衛生防災委員」の活動は緑。付箋は半透明のカンミ堂『coco fusen』を愛用。
チームの予定を管理する卓上手帳
ウイークリーでチーム全員の予定を把握
今年就任した技術開発チームの予定は週単位で。部員の予定は「outlook」で共有されているが、その中から重要事項のみを書き写して整理する。
シートはエクセルで自作
使い勝手のいいシートを追求した結果、自分で作ることに。記入項目、罫線の幅、すべてオリジナル。研究者魂を感じるシートだ。
目標と結果をテーマ別にチェック
右ページはプロジェクトチーム全体のテーマや課題、アクションを記入する。自作シートなので項目はいつでも変更可能だ。
マンスリーは5行で書く
様々なシートを試して、1日に必要な行数は5行と割り出した。ちなみにウイークリーの行数(写真1)は8行がベストだという。
ライオン ビューティケア研究所
プロジェクトリーダー 技術開発リーダー
柿澤恭史さん 42歳
96年入社。女性用育毛剤『フルリア』のプロジェクトリーダー兼今年から技術開発チームのリーダー。