禁輸の日本酒、中国人客に引っ張りだこ お土産に空港で | graybanのブログ

graybanのブログ

ブログの説明を入力します。

 東京電力福島第一原発事故を受け、中国政府が3年前から輸入を禁じている東日本の日本酒。ところが、成田空港や羽田空港の土産物店では中国人観光客に引っ張りだこで、売れ筋銘柄の上位は禁輸対象地域の蔵元がほぼ独占している。禁輸政策が続く一方で、旅行客を通じて日本酒の魅力が中国に伝わっている。

 4月23日、成田空港の南ウイングにある土産物店「AKIHABARA」を訪ねると、上海に帰る女性会社員の周月秋さん(42)が、重そうに旅客用カートを押していた。カートをのぞくと、たくさんの土産物に交ざって宮城県の日本酒「浦霞」が4本も。同僚への土産だという。

 中国政府は2011年4月、「安全性が証明されていない」などとして、福島、宮城、新潟、千葉、埼玉など東日本12都県(現在は10都県)で生産された全ての食料品や飼料を輸入禁止にした。日本酒も例外ではないが、日本の国税庁酒税課は、「土産物など個人消費が目的なら問題ない」としている。

 周さんは中国政府の禁輸政策を知っていた。それでも「浦霞」が好きで、わざわざ同店に買いに来た。以前に飲んだことがあり、すっかり気に入ったという。「抵抗はないか」と聞くと、「誰も東日本産だなんて気にしていない。おいしい銘柄は中国でも喜ばれる」と笑った。