口うるさい上司から自由になる -部下の鉄則【2】 | graybanのブログ

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(プレジデントオンライン)

PRESIDENT 2011年5月2日号 掲載

山下勝氏は組織経営論の分野で研究を行う。著書『キャリアで語る経営組織』(共著)の中では、上司、部下の関係も含めて、企業組織における適切なキャリア開発を提言。気鋭の研究者は、上司と部下のコミュニケーションにどう切り込むのか。

■口うるさい上司から自由になる

組織論の見地から言えば、部下に口うるさくガミガミ言うことは、上司の役割です。しかし限度を超えて上司が口うるさいとなると問題です。

ただ上司側にも同情すべき事情があります。現在、日本の職場では上司がマネジメントを全うしにくい。純粋な管理職でなく自らも動くプレーイングマネジャーであることが多いからです。

また従来の経営管理論では上司1人に対して部下は7~8人が適正とされていましたが、メールなどの情報ツールの発達で現在の管理職は10~20人の部下を抱えることも可能という意見もあります。しかしこの議論は大いに疑問です。

確かに業務上の報告?連絡ならメールでも可能です。しかし本来、上司が部下に仕事を与えるときは、部下と話しbeats ヘッドホン ハイパー ダンク 2014 様子を観察して仕事を割り振る必要がある。メールではこの部分がフォローできません。ホウレンソウの相談の部分がすっぽり抜けてしまうのです。

得られる情報量から言えばメールは貧弱で、最も豊かなのは直接顔を突き合わせた関係です。情報量の豊かさはメディアリッチネスと呼ばれています。メディアリッチネスが乏しいメール頼みでは十分なマネジメントはできない。メール頼みで部下の人数も増えた結果、ベースとなる上司と部下の人間的な信頼関係が構築できていないのです。

マネジメントに専念しづらい上司は、部下にとっての無意味に口うるさい上司になりがちです。今、無意味に口うるさい上司が増えているのには、こうした事情があるのです。それでは部下は上司の無茶な「ガミガミ」にどう対処すればいいのでしょうか。

一番効果的なのは、ひとつ上の上司に頭越しに直訴する方法です。自分の課長が無茶を言うようなら部長に言いつけてしまう。ただこれは、組織論から言えばご法度に近い最終手段。なるべく避けたほうがいいでしょう。

そこで重要になってくるのが、インフォーマルな「斜交(はすか)いのコミュニケーション」。組織上の正式な上下関係ではなく斜めの関係を利用するのです。例えば自分の課長に問題がある場合、よその課の優秀な課長に相談して口添えしてもらうのです。斜交いの関係のうち最も頼りがいのある関係が、過去の部署の上司か先輩です。

ある大手小売企業で、幹部クラスまで出世した人に共通の特徴を30年ほどにわたり追跡調査すると、学歴やIQなどにはあまり共通性がないということでした。ただ1点、共通する特徴があった。

それは初配属先の上司と良好な関係を築いていたという点です。当然、異動などで初配属先の上司とは離れ離れになります。しかし、上司にとっては入社直後に可愛がった部下であり、異動後も飲み会などでインフォーマルな交流が続きます。

部下がその後、よその部署で違う上司とうまくいかなかったときも、初配属のときの上司は斜交いの関係として、よき相談相手になってくれます。斜交いの関係がいかに重要かを示していると言えるでしょう。

逆に言えば、今の上司が嫌だと、同僚に愚痴をこぼし横の関係にばかり依存しても問題は解決しない。上司との関係に悩む部下は、たまには昔の上司と飲みにいって相談してみてはどうでしょう。今の部署の上司や先輩と、インフォーマルな関係を築いておくのも将来、役に立つことかもしれません。


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