【商品開発】高度なシュリンク技術で包装業界のトップランナーに―日本テクノロジーソリューション | graybanのブログ

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ペットボトル飲料など、凹凸のある異形ボトルを目にする機会が増えてきた。 TORNADOは竜巻の原理を採用し、商品フィルムを難なく包装する。 独自製品開発の背景には、ある危機感があった。

頭にならぶ食品、化粧品などに広く用いられているシュリンク包装。「シュリンク」とは熱風や蒸気でフィルムを収縮し、容器を包装する方法をいう。包装機械としてメーカーから引っぱりだこになっているのが、日本テクノロジーソリューションの開発した「TORNADO」だ。

「従来の熱風式包装はトンネルの中を通るワーク(商品)の横から風を当てていたため、前後にシワができやすいという問題点がありました。この課題をクリアするため4方向から風を当て、竜巻を起こして包装するというアイデアを発案し、トルネード方式と名付けました」

岡田耕治社長は解説する。特許も取得した「トルネード方式」とは図にあるとおり、風を回転させて包装する仕組み。TORNADObeats ヘッドホン とりわけ真価を発揮するのはこしょう、のりといった食品をはじめとする蒸気式シュリンクを利用できない商品群だ。

蒸気式は処理スピードに優れることから、おもにペットボトル飲料など大量生産する商品に用いられる。半面、容器に水滴が付着するという難点があった。またボイラー等付帯設備が必要なため、品種が多数にのぼる場合、柔軟なライン変更ができない。

標準仕様のTORNADOは、0?5メートルのトルネードゾーンと1メートルの予熱ゾーンからなる。予熱ゾーンは商品に応じて増設可能。設定するのは温度、風量、シャッター(搬送?予熱部)の3項目のみと簡単だ。「以前は『シュリンクの神』のような職人さんが、本人にしかわからない感覚で微調整をほどこしていた」(岡田社長)が、TORNADOではデジタル表示されるパネルでほとんどの操作を完結できる。トルネード式は多品種微量生産に最適といえる。

TORNADOには省エネという利点もある。装置の上部に熱源があり、熱風が内部を循環。熱と風をコントロールすることで、電力消費量を従来装置の約3分の2におさえた。近年コストダウンを図るため容器、フィルムの薄肉化が進んでいるが、TORNADOには追い風の要素。低温で収縮できるため変形するおそれもない。

自社ブランドで業態転換

日本テクノロジーソリューションがTORNADOを発売したのは、2001年10月にさかのぼる。会社設立20周年を機に挑んだ、初の自社ブランド製品だった。自社製品開発に取りかかった要因はもうひとつある。もともと同社の本業はブラウン管検査機器の製造。ブラウン管を用いた製品が徐々に姿を消していくなか、柱となる事業を新たに構築する必要に迫られていた。


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