ただの石ころをペットに見立てたおもちゃ「ペットロック」が150万個以上も売れたのは1970年代のこと。それ以来、「人間はホモエコノミクス、つまり経済合理性に基づいて決定を下す存在である」という説は大きく揺らいだ。
行動経済学の研究では、私たちは経済ゲームに参加すると論理的に予測される以上に大胆に金を使うことが多く、損をしてでもただ乗りをする人間に罰を与えたり、感情的になってあわてて決断を下しがちで、後にその決断を正当化しようとして苦労する、ということが分かっている。
こうした知見に基づき今回発表された新たな研究は、株式市場に似せた環境でストレスホルモンがトレーダーの意思決定をゆがめる可能性があることを明らかにした。
2008年、米国科学アカデミー紀要に掲載された論文が大きな反響を呼んだ。執筆者のケンブリッジ大学のジョン?コーツ氏とジョー?ハーバート氏は8営業日にわたって、ロンドンの株式市場で働く複数の男性フロアトレーダーからさまざまな種類のホルモンを採取、その量を測定した。
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(記者:ROBERT M. SAPOLSKY )