秋の「京都非公開文化財特別公開」の概要が30日、主催の京都古文化保存協会から発表された。10月31日~11月9日に京都の社寺など17カ所が公開される。秋の特別公開は今秋で50回目。これを記念し、世界遺産の東寺では真言密教の秘儀に使われる国重要文化財「両界曼荼羅図(りょうかいまんだらず)(元禄本)」が、儀式の舞台の灌頂院(かんじょういん)で初めて一般公開される。朝日新聞社の特別協力。
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両界曼荼羅図は、灌頂院で国家安泰を祈り毎年1月に営まれる秘儀「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」で掲げられる本尊。大日如来の知恵を表した「金剛界」と慈悲を表した「胎蔵界」の2幅一対で、ともに縦4?1メートル、横3?8メートルの大画面に諸尊が細密かつ鮮やかに描かれる。空海が日本に伝えた曼荼羅の4回目の転写本で、1693年の完成。曼荼羅図そのものは、宝物館で展示されて以来9年ぶりの公開となる。
このほかの公開は、上賀茂神社▽鹿苑寺(金閣寺)方丈▽清浄華院(しょうじょうけいん)(11月7日まで)▽冷泉家(れいぜいけ)(同1~5日)▽下鴨神社▽法然院(同1~7日)▽知恩院大方丈?小方丈?方丈庭園▽妙法院▽西本願寺飛雲閣?旧仏飯所▽西本願寺書院?経蔵▽東寺五重塔▽妙心寺三門=以上京都市▽万福寺(まんぷくじ)三門?松隠堂▽宝蔵院=以上宇治市▽酬恩庵(しゅうおんあん)(一休寺)=京田辺市▽海住山寺(かいじゅうせんじ)=木津川市。
詳細は協会ホームページ(http://www.kobunka.com)。問い合わせは協会(075?561?1795)。(久保智祥)