センター試験、5年後に「廃止」の可能性は? | graybanのブログ

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「センター試験廃止へ」……。新聞によっては「見直し」「廃止検討」「(新しいテストと)統合」など、若干ニュアンスが違っていたものの、この報道は大きな話題になった。本当にセンター試験が廃止される可能性はあるのか? 教育ジャーナリストの渡辺敦司氏が解説する。

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結論から言えば、現段階で正式に決まったものは何もありません。ただ、大学入試に「大改革」が迫られていたこと、大学入試センター試験も含めて現行入試の在り方が問われているのは事実です。
安倍内閣が設置した教育再生実行会議の前から、文部科学相の諮問機関である中教審が大学入試の改革を検討していました。

中教審内に2011(平成23)年11月に発足した「高等学校教育部会」では、13(同25)年1月に「審議の経過」をまとめています。この中で、希望参加型の「高等学校学習到達度テスト(仮称)」を設けることが提言されており、大きな異論は出ていません。もっとも、あくまで高校での生徒一人ひとりの学習の達成度を測るための仕組みとして提案されたものであり、例として就職や推薦?AO入試での学力証明での使用を示しているものの、大学入試の一環と位置づけたわけではありません。

一方、自民党内の「教育再生実行本部」も大学入試の抜本改革策として、「高校在学中に複数回挑戦できる達成度テストの創設」を提言しました。下村文部科学相は、「センター試験との二重負担になることは避けるべきではないかという議論があったことは事実。9月くらいをめどに(結論を出したい)と考えている」と述べています。現在行われているセンター試験を新しい「到達度テスト」に衣替えして、高校や高校生のために役立てるだけでなく、大学入試にも活用できるようにしたい……という考えを読み取れます。

一部報道のように「5年後」に新しい入試が導入されるかどうかは、現時点では定かではありませんが、センター試験を中心とする現行の大学入試体制が続くとは限らないことだけは確かなようです。