(@DIME)
毎月の生活費に占める電話代の比率が高まっている。特に、ケータイからスマホに変えた人で毎月の利用料金が増えたというユーザーは多い。ケータイよりもスマホの通話料金が割高となっているからだ。そこで、スマホの利用料金を抑えるために、さまざまな工夫が試みられている。最も多くのユーザーが使っているのは、「LINE」「Skype」「カカオトーク」といった無料通話アプリだろう。
登録料や月額使用料、通話料などのコストは基本的に無料なので、気軽に使えるというメリットは大きい。しかし、なによりも同じ無料通話アプリを使っているユーザー同士でしか使えない点や、通話品質の面で難がある。少なくとも、ビジネスユースでは無理があろう。
無料通話アプリの影響で、最近ちょっと影が薄くなっている「050 plus」をはじめとする050番号を使ったIP電話サービスは、固定電話やキャリア問わずケータイやスマホにもかけられる利点はあるものの、月額利用料や通話料がかかる点や、発番通知で「050」が付くところ、やはり通話品質に対する不安などで使いにくさが残る。
そんな中、注目されているのが、従来の電話回線を使った「格安通話サービス」。仕組み的には新しいものではなく、従来から存在していたサービスだ。電話会社(キャリア)から大口契約で借りた大量の電話回線を、個別のユーザーでシェアする。その結果、1つ1つの回線の使用料(=通話料)が小口の契約で借りるよりも割安になる、というわけだ。
まず、ここで覚えておいてほしいのkd7 バッシュ 、次の2点。電話回線を使っているため通話品質の不安はない(将来的なユーザー急増による品質の低下といった事態は起りえる)。また、登録料や月額使用料はないが、通話料は必要となる点だ。
なぜ、今さらながらに格安通話サービスが注目されているのかというと、使い勝手が良くなっていることが挙げられる。格安通話サービスを使うためには、通話先の相手の電話番号に、4桁あるいは6桁の「プレフィックス番号」と呼ばれる番号を付加する必要がある。
これは、050サービスと違って、相手の端末に通知されることはないのだが、アドレス帳に登録している電話番号の前にいちいち付けるのはかなりの手間だった。その面倒が、専用アプリの導入で、アドレス帳に登録している電話番号に、自動的に付加することができるようなったのである(※これでも ひと手間 は必要だが)。
■まずは「格安通話サービス」の特徴を知る
現在、格安通話サービスには、「楽天でんわ」と「G-Call」の2つがあり、通話料は、「楽天でんわ」が30秒で10.5円、「G-Call」が30秒ごとに10円となっている。050 plusの1分16.8円よりは高いが、スマホの通話料である30秒20円のほぼ半額となっている。スマホの普及によって、スマホの通話料金の割高さを実感する人が多くなったことで、格安通話サービスの割安さが、改めて脚光を浴びたといえるだろう。
かく言う筆者も、「G-Call」を使っている。私の場合、しつこくauで『iPhone 4s』を使っているので、以前は無料通話が付いているプランだったが、「G-Call」の利用とともに、料金プランを「プランL」から思い切って「プランSS」に変更した。その結果、毎月2000~3000円程度の料金を安くすることができている。
最近、ショートメッセージサービスを仕事でも頻繁に使うことで、スマホでの通話量が激減していた。そこで、料金プランの無料通話分をかなり減らし、それを上回る分の通話に関しては「G-Call」を利用する、という戦略をとっている。『iPhone 5』以降のデータ通信定額プラン(auなら「LTEプラン」)の人なら、無料通話分がないだけに、確実にお得になるはずだ(※筆者も『iPhone 6』が発売されたらそうすると思います)。
最後に、格安通話サービスを利用する際に注意すべき点を。ひとつは、プレフィックス番号を追加すると、キャリアが提供している「相手別」「時間帯別」といった各種の無料通話サービスあるいは割引サービスが、サービスの対象外となってしまう。無料通話が適用される時は、プレフィックス番号を付加してはいけない。
また、これは筆者のように、料金プランに無料通話が含まれているケースだが、無料通話分を使い切るまでは、使わないようにすること。無料通話分を残してしまっては、いくら 格安 といっても、有料の通話を使う意味がないからだ。スマホなどで残りの無料通話分をチェックしながら、格安通話サービスを使いたい。
文/松岡賢治
マネーライター、ファイナンシャルプランナー/シンクタンク、証券会社のリサーチ部門(債券)を経て、96年に独立。最新刊に『人生を楽しむマネー術』(共編著)。