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経済協力開発機構(OECD)が発表した第1回「国際成人力調査」(PIAAC=ピアック)の結果は、出題3分野のうち「読解力」と「数的思考力」の2分野で日本が参加24か国?地域中1位となった。しかし、「大人が子どもの時代に学力が高かった結果だ。今の子どもは学力が低下していて、今後が心配」と受け止める向きもあるという。PIAACの中身について、教育ジャーナリストの渡辺敦司氏に解説してもらった。

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PIAACとは16~65歳を対象に、読み書きや計算、IT(情報技術)を使った問題解決能力が、職場や家庭でど ナイキ SB ように使われているかを測定したものです。

「読解力」を例に見てみましょう。年代別に見ると、26~28歳(2000<平成12>年PISA[生徒の学習到達度調査]の年齢集団が該当)、23~25歳(同03<同15>年)20~22歳(同06<同18>年)、17~19歳(同09<同21>年)のいずれも「トップレベル」だとしています。つまり、中学校卒業段階で多少の上下はあったにせよ、その後は常に上位を維持しています。

PISAの読解力の落ち込みが、「学力低下」の証拠だと批判を受けました。しかし、PIAACの調査対象者には、過去のPISAの調査対象者も含まれています。このことから、一概に今の子どもの学力が低下している、とはいえないと思います。もちろん高校や大学?専門学校などでの学習や、社会人になってからのOJT(企業内研修)によってスキルが補われたという見方もできます。

ただ、それも義務教育までに身に付けたことが基礎にあってのことでしょう。「学力が低下した」はずの近年にあっても社会で役立つスキルは依然としてトップレベルを維持しており、その基盤を培っているのが義務教育も含めた安定した学校教育だということは、強調してよいのではないでしょうか。