マニアックな世界って面白い。

好きな分野はもちろんですけど
知らない分野のマニアックな世界を
覗くのも面白くて好きです。

突き詰めて
掘り下げていく…





そんなお話ですm(_ _)m









行ってきました!!

の続きです

ただただダムの話です( ̄∇ ̄)







今回のダムナイトのテーマは
〜世界でいちばん濃い石積みダムの話〜



先ずは石積みダムとは
どのようなダムなのか?
についてのお話のはじまりはじまり〜


日本のダム建設の技術は当時から
高い水準にあったことが窺えます。








日本の代表的な石積みダム


千苅ダム 兵庫県


布引ダム 兵庫県


豊稔池ダム 香川県




そして石積みダムは
建築学の基本「用・強・美」を
兼ね備えているということです。

当時のダムエンジニア達は
用「機能性」強「耐久性」を備え
さらにいかにして美に達するか
その事に情熱を傾けていたそうです。

美を追求し設計や装飾にお金がかかり過ぎて会計検査院に指摘を受けるも、それを蹴り飛ばしてでも美を競った、というエピソードも話してくれました。


風土工学の見地からは
外観上は城壁などの美と同じで
光の変化とともに姿を変える乱反射の美
力学の理にかなった堤体の構造の美
石積みの表面には凹凸があるため
平滑なコンクリートよりも
越流水が厚い白波を立てて
流下する様はまさに流水の美

そして石積み堰堤の多くは
100年もの間に現役で活躍しつつも
洪水、地震、風雪に耐えて風格を増し
今や地域の誇る文化の証となっています。

石積み堰堤は社会インフラの目指すべき
用強美のひとつの理想であると言えます。








石装飾
石積みダムの多くは堤頂付近に
印象的な石装飾が施されている。



布引ダム
石表面の凹凸の変化が乱反射を生む。
頂部下の歯飾りが秀逸。




本庄ダム
新古典派デザインを採用した縦帯と横帯を組み合わせた装飾は世界レベルの美を有する。




小ケ倉ダム
洪水吐門柱は最高級石材である徳山御影石を用いており、簡易な出っ張りを施すことで、重厚感のある美を生み出している。





越流の妙
エンジニア達は越流水をいかに安全に減勢するかの「用」と「強」とともに、越流自体に大きな「美」を見出していた。洪水時の厚く白波を立てながら下流面を流下する様は、表面に凹凸を持つ石積みだからこそできる「減勢の技」である。現代のコンクリートで平滑化された流下面ではこの厚い白波はなかなか生み出せない。

(減勢とは流れ落ちる水の勢いを弱めること。流水による下流側の侵食などを防ぐ目的があります。つまり石積みの凹凸面で水の勢いを弱める働きがあるわけです。)



白水ダム
白波の全面越流で有名。
複雑な中に整然とした流水は
意図された減勢効果を生み出す。




千本ダム
刃型頂部から水飛沫を立て一挙に流下する。




上田池ダム
越流水は40mの落差からダイナミックに減勢されながら流下する。石積みの凹凸が落水のエネルギーを減じているのがよく分かる。




千苅ダム
圧巻の全面越流する様である。
堤趾では側方流とぶつかり
効果的に減勢される。







これほど技術や美を競い合うように作られていた石積みダムですが、1920年代にクレーン等の大型機械を用いた型枠工法が登場するとともに、減少していくことになります。

大峯ダム
1924(大正13)型枠工法を採用した
国内最初のマスコンクリートダム。
このダムの誕生を機にコンクリートダムの建造数が増えていき、徐々に日本のダムの主流は石積みダムからコンクリートダムへと取って代わることになります。
ちなみに現在はこの堤体は
天ヶ瀬ダムの湖底に沈んでおります。


しかしながらやはり石積みダムは貴重な文化の証ということから、改修工事が行われる際には石積みの風合いをなるべく残して改修するという手段が多くとられているそうです。



他にも…

石積みの種類のお話とか

世界の越流美とか

とっても興味深いお話がたくさんでしたおねがい











ふぅ…

書くの疲れた(笑)

すみません💦

続きますm(_ _)m







九州、西日本の豪雨が心配です。
大きな被害が出ない事を祈ります。