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身動きの取れぬ部屋から見える
春の雪
遠くなったいつかを想った


私の中 蛍光の蕾が
疼いては 囁いていく
「咲くことから逃れられない 散ることからも逃れられない」

私の中 蛍光の虫が
蠢いては 噛み付いてく
「蟻地獄や蜘蛛の巣だって 待つだけではない美しい法則がある」


閉め切った窓を開けて招く
生きた匂いは寂しさに効く
あたたかくて美味しそう あなたを想った



この季節が終わっても
まだ生きていられるなら
いつかのこと 忘れぬように
出会えたことを 忘れぬように

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無人の街はあたたかい

光と 音と 影だけさ

永遠には終わりがある

わかってしまった風景の中

しあわせだったよ

泣きながら言う





無人の街よやすらかに

今はいない人たちの匂い

纏って真っ白な夜を歩く

あたたかな孤独の中

しあわせだった?

泣きながら踊る



無人の街で夢を見る

色と 熱と 声の夢

新しく生まれよう

過去よりも美しく

しあわせであれ

泣きながら笑う



photo:01



10年も経つということか

syrup16gに出会ってから


わたしに似ているよって

教えてくれた人には会えなくなっても

音楽はずっと残るのだって

何年か前にも似たような事思っていたけど

またそんなこと思うような出来事と対面




風景も感情も蘇る音楽を聞いて

最近毎日泣いている


悲しいとも

怒りとも

嬉しいとも違う

忘れてた というより

封印していたことが

一度に溢れかえっているのだと思う



波のようなたくさんの感情を抱いて

たくさんの人たちに出会って

あの頃もよくよく泣いていた

泣いていたけど

笑ってもいて

自分と向き合っていた

今よりずっと

生きるということ 実感していた




もっと世界が見たいと

強く思った


今もそれは変わらない

けれど

もっと必要なのは

自分の世界を信じることだと

10年経って思ったよ

今もまだできていないことだけど




時間は有限で

それでも

可能性は無限

いつかからの続きを

はじめることにする