今回の曲も色々な思い出や想いがあって
それでも伝わらない事がある。




きっと分かり合えない部分もあるのだろうけれど
その上、あまり努力は見せたくなくて結果を見せて納得させたいという(笑)
俺たちの馬鹿なスタンスというかプライドのせいで
それが生じている事もあると思う。



"俺たちとの曲に対する理解の共有"



それが100%でなくてもいい
でも『誤解された伝わり方』にいって欲しくなくて
このシングルが"正しく伝わるように"
このブログを書いてます。





長くなりそうなので
このシングルの曲達や
メンバーについて
もっと知りたいと思ってくれる人は
時間がある時読んでもらえたら嬉しいです









僕らSCRAPER

作曲は六。


まずはから。

かなりインタビューやらで語ったのだけれど
俺たちは今回

"CDとLIVEは別物という考え方"

で曲を作っていて
この曲はCDの良さを存分に活かした。


聴いてもらえたら
なんとなく今迄と違うな?
と感じてもらえると思うのだけれど
この生バンドをほぼ排除して音数も減らして隙間で勝負するスタイルは音楽に関して1番早いと言われる欧米や韓国から学んで刺激を受けたよ。


表面的にみればバンドっぽく聴こえないかもしれない
しかしこのスタイルでもかなりバンドしてるんだよ


サビにアコースティックをリズムで刻むように入れてるのはノリを出す為だし、あのドラムやベースは電子ドラムと生ドラム叩き分けてたりベース音を加工して使ってたりシンセも色々試しながら、より様々な音がよく聞こえるように細かい調整も沢山してるんだよ。


ボーカルのエフェクトだって
曲頭、A"メロ、Bメロ、サビ、2Bメロ、落ちサビ、ラスサビ前、全て違う形で制作した。
ラスサビにもオクターブ下の声を入れたり
サビにはウィスパーも。



それが1番わかりやすいのがinstrumentalだと思うから
きっとそういう聴き方しても楽しいんじゃないかな
(vocalエフェクトは一部だけ残してみてる)




もしこの曲を今までの作り方で、つまり
バンドサウンドの隙間にや上にシンセを載せる形で作ってCDにパッケージしてたとしたらグラビティ的にはもう古く聞こえてただろうな
だからこそ、この未来の早すぎる音楽をCDでは楽しんでもらいたいよ。


LIVEで届けるこの曲はバンドの生音によって
熱量とその場でしか味わえない空気感の相乗効果で
爆発力がきっと増すからまた違う曲に感じると思う。



そんな想像力の広さをMVでは表現したかった
故のロケーション。
曲の雰囲気も含めてばっちり全て味わってもらう為に
今回は歌詞も入れなかったね。




さて、次はそんな歌詞曲名を掘り下げようと思う


曲名は
磨くといえば本来ならばPolishなんだけれど、
この曲で云う"磨く"は只ひたすらに"磨く"訳ではなく
人生の複数ある選択肢の中、
何かを選べば別の選択肢を諦めなければいけない
という意味も含めて"削ぎ落とす"という意味の
SCRAPERを用いた。



Twitterの言葉でこの曲の意図
正しく伝わっただろうか


再掲載すると

"
磨けば光る。

そんなクソみたいなメッセージは俺は書かない。

現実はそう言い切ってしまえば嘘になるから。

磨き続けないと光るもんも光らないくせに先に見えるのは
ダイヤモンドのように見えて
ただの石ころかもしれなかったりする

でも磨き始めたらきっと中途半端にも引き返せなくなる

世の中理不尽で当たり前だし
次第に磨いてる意味すらわからなくなるかもしれない

あなたはそれでも
光るかわからない自分に懸けて
やりたい事を磨くのか

それとも
自分の意思とは裏腹に
自分の才能だったり
得意不得意だったり
はたまた親が導いてくれたり
そんな自分に向いた道か

そんな考える事の多い中
一つわかってるのは

磨いた先に見えた景色はどんな景色であろうと傍観する人を含めてその人にしか感じる事が出来ないものがあるという事。"

今回はこんな楽曲。


無責任な事、言いたくないんだよね。


「あなたの目指してる事は磨けば光るよ」なんて
この世の中俯瞰しながら生きてたら絶対に言えない。
それを自分の身内に家族として心から言えるのか?
という話。


俺はそんな気持ちで歌詞を書いてる。


今迄書いてきた曲も同じだよ。
綺麗事だけじゃ片付けられないからこそ
俺はいい奴ばかりじゃない現実をみた上で
俺が言って意味があるというか、何かが変えられそうな事をメッセージに込めたい。



さて、掘り進めて
フレーズの難しい言葉の入った解説をすると

謀り回る世に歯向かえど馴染もうと蔓延る不義


不義は不公平だったり理不尽さの事。


廻り廻る世間、
身近なものに例えれば会社や学校かな?
何かにムカついて歯向かったって、
立場の強いやつに同調してみようとしたって
そこには不義があることもある。



徽章を手にする


徽章というのは俺たちでいう肩書の事。


何をやるにしても、どう生きるにしろ
学生でなくなる事や何かに属してないと
不安を感じたりする人の方が多いよね。


この部分はそんなところかな。



人生は輝くかどうかなんてわからない
それでもお前は磨き続けるのか

この曲は1月の頭あたりから書き始めていたよ。


俺たちは
もう中途半端に理想を捨てられないところまで来ている。
それを捨てるのにも覚悟がいるくらいに。


いつかの記事で書いたかインタビューで答えたのか覚えていないんだけど元々、夢なんて存在しないと思ってるんだ。


理想を
夢だという言葉で片付けて
運が全てだと決め付けて
いつまでも何やっていいかわからないまま動く
なんてのは考えてないだけで、
ちゃんと考えていれば
それが正しいかどうかはわからなくても
やるべきだなって事くらいは見えてくるもんだと思うんだよ


理想や目標には明確な道筋が示されてないだけで
確かに正しい方向はある筈なんだよ。


それをいかに考えて
何かを犠牲にしてでも、何かを諦める事になったとしても
闇の中手探りで探し続けられるかどうか


僕らSCRAPERでした。








W.MAGIC



こちらはmyu作曲の楽曲。



個人的にはあまり彼が語らないからこそ
かなり彼の努力を感じて欲しい曲。笑



みんなはもうMV観て驚いてくれたのかなー
なんて思いながら書いていくよ。


この曲も
ラブサイやアニフェスのダンスを考えて頂いたダンスの先生に振り付けを考えてもらったのだけれど、
myuが元々ジャニーズやK-POPやLDHなどのダンスカルチャーが好きというのもあって、色んな所から要素を取り込んで
「こういうの入れたい、ここはこうしたい、お客さんにはこっちの方がカッコよくみえると思う」と入念に相談して
ダンスをカッコよくしてくれていた。


きっとオフショットが出ればわかるけど
覚えるのも踊るのもmyuが1番上手だし、
それは研究や努力以外の他でもないよ。


曲もそう。


当たり前だけど
曲は1から生まれたものじゃなくて
0から生むもの。


ダンスやライティングのビジョンを見据えて作曲していたんだなっていうのが容易に汲み取れるほど曲にも上記の要素を詰め込んであって、シンセにも歌のレコーディングにも要望が忠実だったのを覚えている。


きっとこういう話をすると
聞き方がまた変わると思うのだけれど、


音楽に流行があるように
音楽の作り方にも流行がある。
かなり研究して歌の入れ方も今っぽくしているんだ。


myuの研究で教えてもらったんだけど
最近の韓国,LDH,ジャニーズの主流は
"メンバーが複数人いるはずなのに歌が一本に聞こえる
つまり1人が歌ってるように聞こえる"ように作られているんだよね。


どうやったらそんな風に聴こえるのかというと、それは
全員が癖を殺す事とメンバーの歌のタイミングをバッチリ合わせる事。


元々の声質は消せないけど
そうやって録ったこの作品は
過去に出した5人で歌う曲と違って
一本に聞こえるように録れている筈。



Aメロのアハ⤴︎だって今の流行を取り入れてのコーラスだし、Bメロのケロケロボイスの使い方、ラスサビの俺のコーラスもダンスが頭の中にあった上での彼の着想。



こういう知識のおかげでまたきっとバンドにも応用出来るところが増えただろうし引き出しも広がってるから
バンドにとってこんな挑戦もマジでプラスなんだよ。



ダンスのおかげでみんなスマートに引き締まったし(笑)





ここまで、
myuにかなりフィーチャーしたけど
他のメンバーの努力も半端じゃなかったよ。




ダンスだって元々出来ない集団だよ。
でも自粛期間の間
付け焼き刃ではなくひたすら基礎から入れて
その場のレッスンだけではなく
各々、家で自主練もして出来る様にしてきた。




でもこれを観て楽しむあなたを想えば
この努力も余裕だったよ




リクトも言っていたけど
楽器に取り組むのは当たり前にある前提で
ダンスも本職じゃないからって手を抜きたくないし、
ガチガチにダンスできる奴の方がカッコいいに決まってるよな



度々、メンズアイドルになりたいの?みたいなのも
見るけど、だったら既にやってるに尽きる。



俺達はバンドであってグラビティだよ。
全てを楽しみたい。



そんなダンス含め細部まで作り込んだ
このW.MAGICで伝えたい事は
俺達グラビティは今
ダンスとバンドという2つの武器(魔法)を持っているって事。
Weapon"ウェポン"とW"二つ"
ダブルミーニングの意味を込めて
W.MAGIC。



曲の歌詞にだって意味があるよ。


Bメロの歌詞の由来は
1つのドアが閉まれば、もう1つのドアが必ず開く。
という偉人の名言から。

そういえばサビで初聞させた時
赤の雄牛…レッドブル
蛍光の爪…モンスター
というのがメンバーに伝わらなかったな。笑


これからも俺たちグラビティは
普通という日々を捨てて
ひたすらにグラビティという絵画を描き続けてみせる。

そしてこの魅力に心を惹きつけて
恋してる時のように
気にも留めなかった風景も
美しく思わせたい。


歌詞通り

愛の言葉より行動
成果をここでみせるの。




PS.
皆練習しすぎで筋肉痛のまま挑み
今迄のPVで1番体力使った
過酷の極みだった。





idea


作曲は六。


この曲がこのシングルの中では
1番先に配信されたね。


「僕らSCRAPER」が"生バンドの排除"ならば
この曲は"生バンドの融合"だと思ってる。
もちろんこれもCDでしか再現できない手法。


SCRAPERのラスサビもだけど
最初聴いた時サビのバンドの音に違和感があったら
それは大正解!
あなたの耳はめちゃめちゃいい!笑



その違和感の正体は
サビで出てくるバンド音の鳴り方が
グワングワンしてるところにある。


これはサイドチェーンといって
本来ならばEDMのシンセにかけるエフェクトなんだけれど
敢えてこれをバンドサウンドに応用してノリを出す為に
ギターにかけているんだ。
そこに合うようにベースもシンセベースを選んで、
ドラムのKICK(バスドラム)もシンセの音を使っている。



あ、これ企業秘密だから内緒な🤫笑




歌詞
正直に生きても報われなかったり
本当に褒められなきゃいけない人が褒められなかったり
災害、病気のせいで何かが出来ない。出来なかった。
噂によって、多数決によって悪者に仕立てあげられる冤罪
あいつがやったとわかっているのに罪には問えない事
それにこのコロナの状況も…


原因が原因だから
ぶつけられる相手も術もない

この様々な苦しみに囚われて

その事が許せなくて
そこから動けなくなっている人へ向けて書いた曲。




多数決の話は悪いやつわかってるじゃんって思うかもしれないけれど、それは違う。
多数派だってあなたと同じように自分達は正義だと同じ様に思っている。



だから世の中難しいんだよね。




嘘があるからこそ良かったこともあったりするし
矛盾も存在するから世の中成り立ってたりするのかもしれない。




そういった世の中の本質(idea)があって
こんな考え方もあるよ
そんな俺からの提案(idea)




幸せは平等じゃないこの世界に、
思うようにならない事ばかりのこの世界に
腐らずそれでもこの世界を憎まないで
愛せるあなたは素敵だよ。


他人を騙せる自由を持っているのに
騙さず生きるあなたは素敵だよ。






散財わちゃちゃ!



2018 推し推し!!推し事
2019 糞客粉砕CHANGE希望

例年のmyu作曲の
今年のバズ狙いソングです。



歌詞は"散財"という繰り返しフレーズとテーマ+
こういうのをやりたいという要望の元で書き上げた。


どう跳ねてくれるかは別として
こいつもLIVEでかなりサウンドが変わりそうな曲。


もちろんバンドで演奏するからこそ、ね。


"CDとLIVEは別物という考え方"
バンドサウンドの楽曲も当たり前に作るけど、
この考え方での作曲も間違いなくこの先も挑戦として続けていきたい。



グラビティの未来
本当に俺も楽しみだなあ



バラードもあのLIVEで眠いゾーンにさせないものを作るつもりだし間違いなくV系にとって新境地となるものを切り開きたいし理想の想像が止まらねえ。



俺たちはやり方も見せ方も全て最初から選べた。

いわゆるコテ系でだってバンドは始められたし、
こんな飛び道具に手を出さずにTHE キラキラ系っていう
王道のものを始めることもできた。
音楽に真面目そうなバンドに見せる事だってできる。


良かったのか悪かったのかは別として
等身大に当てはめつつ
だからこその売り方もしっかり考えて進めてきた。


そして
最初のイメージがあるとはいえ
これからも選べる


このフェーズからは
グラビティは音楽への拘りをもっと見せていきたい
王道を含めもっと色んな曲で勝負したい。
もちろん客観的に見た俺たちの良さは残しつつね。


只でさえそれを作るのも難しいからさ

それが正解か不正解か
はたまた話題を作れるか作れないか
なんてのはわからない


でも


人生を謳歌したいという気持ちに嘘をつきたくないのは譲れないから


本当に心から1番選びたいものを選ぶよ。




俺たちのいう「売れたい。」
もっと色んな人に届けたい。
V系に渦巻く矛盾の打破。
昔答えたインタビュー
ファンの為じゃない事がファンの為に繋がる』
今はこの言葉自体に意味を感じなくなった気もするけれどこの気持ちは初めから変わらないな。





PS.

無観客で先行披露した既存曲のアレンジや
この曲達が出た時
きっと驚きがあったと思う。
それを世に出るかなり前から準備してた。
これがどういうことかわかる?

今俺たちは何してるだろうか

ニヤニヤしちゃうよな。

まだまだこれからもお楽しみに。