六です。



この曲達の楽曲解説ブログの公開は

リリックムービーの後の方がいいかなと思って

タイミング伺ってました。





この10/17から発売開始した会場限定は

三曲メンバー監修という事でリクト、杏、社長に個人的にどういう曲にしたいか案を貰って
曲調をmyuと制作して、歌詞はメンバーのイメージを客観的に取り込みながら、
伝えたい事を織り交ぜて書いてみた。



こんな監修曲でも
歌詞を俺が書く理由は

自分のバンドの目的は「伝える」

だからこそ
メンバーもそれを尊重してくれてるし、
ライブでは気持ちを吐き出していきたい。


例えもし俺が歌詞を書かない曲が出来たとしたら
その歌詞を書いた人に歌ってほしいな(笑)


まあとにかくそこを適当にしてしまったら
僕の中では何の為に作っているのかわからないし
ライブをする意味もなくなってしまう。
ファンを楽しませるサプライズの1つが返って
ファンに対して失礼なものになる本末転倒な作品
になってしまうから
歌詞は譲れない部分の1つなんだなって再確認してます。




因みに
この三曲の骨組みのデモはほとんど今回はmyuで俺はシンセにこだわれた作品になりました。



今回の曲達も会場限定だからって適当にしたくないし
しっかり聞いてくれている人には誤解なく受け取ってほしい。どんな思いで書いた楽曲なのか気になってくれている人の為にもまたいつも通り楽曲を深く掘り下げていくね


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『だだっだー!!』



リクト監修のこの楽曲。

予めこんな曲調にしたいって提示がありながらだったから全体的に作りやすかったかもしれない。

そこはあまり覚えてないんだけど(笑)



そんなことはおいといて


この曲の仮タイトルは『仲間』でした。
でも僕の中でこの曲は、ただただお前らみんな仲間だ!みんな大事だ!っていう思ってもいない事を歌った適当な曲ではありません。



馴れ合いと仲間は違う。



少し遡って俺のエピソードになるんだけど



俺は高校生の頃勉強とかもする気がなくて人とずっと遊んでました。


でも将来は一人前に不安に思ってたりしてさ


遊んでてもなんかそれがひっかかってて全力で楽しめてなかった



どこか虚しくて不安だった



今思えば
それはきっといつかツケが回ってくる都合悪い、勉強してない現状を頭の隅に追いやってたから。


自分と向き合う事をしてこなかったからだと思うんだよね。



好きな事して楽しめるのは生活がちゃんと現状に納得できていないといけない。それ以外は虚しいだけなんだって気づいた。



あの時はわいわいがやがや騒ぐだけでただ馴れ合っていただけだったんだ。


そんな時、ただ遊ぶだけじゃなくて俺の将来を考えてちゃんと意見を言ってくれて喝を入れてくれたりしてたような人もいたりして、そいつのおかげで自分を見つめ直そうと思えた



そのおかげもあって自分にしっかり向き合って
遅いスタートだったけど
やっと3年目から本気で勉強した。



いつまでもひっかかってたあんな想いはみんなにはずっと抱えていてほしくないな。



いつか孤独に一人で自分に向き合わなきゃいけない。



そんな大切な孤独な時間に人は成長できるんだと思う。







そしてそんな檄を飛ばしてくれた人とも別れはある。



学校が変わったり環境が歳と共に変わっていく。




でも今でも現状の報告しあったりして
羨ましくなったり、
あいつこれをやって独りで頑張ってんだ、
俺も頑張ろうって思えたりしてる。



俺もそいつにこの活動でそう思わせていたい




そうやって独りの戦いを高め合えることができる


そんな関係がきっと仲間なのかもしれない。




グラビティを好きになってくれたからには
俺達とみんなもそんな関係を持っていたい。




俺達にだって必ず別れはあるから
「いつまでも一緒だよ」なんて
胡散臭い事は言ってたくないけど
いつまでもそばにいられないし、
会えない時間もあるからこそ
会える時に、お前に少しでも生き様見せて、
あなたの私生活へ向けてパワーを与えるよ


その代わり
俺達にもいつどこであっても、お前みたいになりたいなって思わせられるような本気で生きてるお前を俺達にも見せてくれよな



馴れ合ってるだけのうわべの付き合いではなく、
お互い、自分を磨く努力をして背中を追いかけあえる関係
高め合っていける関係を。





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『テンテコマイ』


この曲の歌詞はジールリンクツアーの岡山を経て生まれたんだ。

あの日、俺達は15分も持ち時間余らせちゃって恥ずかしながら初めての経験で、だいぶ気が動転してしまっていたんだ。



そのとき俺はこんなピンチな土壇場な状況でも心に余裕があったらな…
ってその後に乗った車でずっと心の中で唱えていたのを覚えている。



そして、その次に来る

『奇跡がたとえ降りてきて』

の歌詞も伝えたい事の1つなんだけど、


俺は偶然はあるかも知れないけど奇跡なんてないと思ってる。


奇跡は起こるべくして起こる。




そいつがやっとの思いで掴んだものが皆にとって一言で簡単に「奇跡」と認識してしまうだけだと思うんだよね。


もしこれを曲にするなら
忙しない楽曲にしたいってイメージがあって、

この話が出た時に

いつもどっかいっちゃったりして楽屋で

バタついててmyuに「しゃーちょ!はやく!」

って言われてる社長とリンクした(笑)



歌詞の最初のセリフはある程度社長イメージしてデモで吹き込んでREC前に聞いておいてもらってたんだ。



そしたら予想超えて普段の社長らしくて
更にアレンジも勝手に加えてくれて、、


ほんといいものが録れたね、社長(笑)



曲調も含めメンバープロデュース曲の中で1番メンバーのイメージに近い楽曲に仕上がったんじゃないかな(笑)




この2つのエピソードがうまく重なった楽曲。

共通点はテンテコマイでした

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『人狼ゲーム』


この曲は杏と言ったら、、みたいな突っ込んだ部分にうまく触れられたらいいなと思ってた。
曲風も相談しながら作っていって杏らしく出来たんじゃないかな?

そしてメッセージをバンギャだけでなく誰にでも共通するような部分でそんな部分に絞った。


誰もが心当たりのある曲になってると思う


この曲は思ってる事を
うまく歌詞にする事が出来すぎて


誤解のしようもきっとないだろうから


特に解説しなくてもいいかな



あって言い残した事があるとしたら
僕から言えるのは


『絶対言わない大丈夫!』とか言ってる奴が
いなくならない限り
この世に秘密なんてないという事ですね。



誰かの都合の悪い部分に踏み込んだような曲が
これを機に作れた事でグラビティの使える武器のようなものが広がりました。


伝えたい事はまだあるから、


きっと似たような踏み込んだ曲が


また出来ると思います。


お楽しみに。