僕が人生で(ということはまさにこの日々の生活の中で)なすべきことがあるとしたら、それは、人生の中で過去に傷付けられ、痕(トラウマ)として残り、欠落してしまったままの心の部分をこの手に奪い返すために、安全が保証されていない領域に踏み出すことか、或いは、自殺で死ぬことだと思う。
僕の心の中には、若い時のメランコリックな霧が未だ漂っている。
それは、社会によって教育されていない部分だ。
だからこそ、僕はその部分を矯正されたくはない。
哲学者は考える事が大事であって、実際の行動に移すかどうかは二の次だ、というようなことを言った哲学者がいたと思うけれど、僕はそういった哲学者じゃない。
考えることが、その内容が、実際に行動に移されたり、あるいは感情を動かしたりすることが無ければ、そのような考えなんて、ただの絵空事にすぎない。