君が自分の精神的な病気の深刻さを僕に説くたびに、僕はうんざりするようになってきた。
「こんなに強い薬を飲んでるのに全然効かないんだよね。」
「人が亡くなったニュースを見るだけでとても不安定になって落ち込んでしまうの。」
「昨日は不安で不安で眠れなくて、結局3時間くらいしか寝てないの。それでも頑張って仕事してるんだよ。」
「あの子は3種類しか薬を飲んでいないのに『しんどい、しんどい。」って言ってるけど、私なんて10種類近く飲んで頑張ってるんだからね。」
僕には、君のそういった「苦しいアピール」や「頑張ってるアピール」の中に、何故か、自慢話のようなニュアンスが含まれているように聞こえるんだ。
だから、君がそういったアピールをした後に、僕に対して「優しくして欲しい。」と言った時、僕の心の中には素直に優しく出来ない抵抗感が生まれている。
始めの頃は、僕も「大丈夫?」って言って気遣っていたけれど、余りに頻繁に、日常的にそう言われ続けると、どうにも上手い具合には行かないんだ。