見返りが付きまとう。何にでも。
無償のものなんて、どこにもないじゃないか。
君は僕に沢山のものを与えてくれる。
僕には必要のないものも、沢山。
それらは君が、自分から進んで僕に与えてくれているものだけれど、君がくれるもの一つ一つに、それ相応の見返りっていうものが一緒に着いてくるんだ。
僕にはその見返りが、ちょっと重た過ぎるから、「そんなに与えてくれなくてもいいよ。」って言うと、君はとても不満で不安で、落胆した表情を見せる。
そうすると、僕も又不安で不満で、落胆してしまう。
僕は君に「そこまで与えてくれなくても大丈夫だよ。」って言う。
君は僕に「これだけ与えてあげる(からそれ相応の見返りをちょうだい)。」って言う。
僕は思う。「君が僕に与えてくれる量を減らせばいいだけなのに。」と。
君は思う。「あなたもわたしと同じように、わたしに対して沢山与えてくれればいいのに。」と。