シャンティ国際ボランティア会訪問
2006年12月22日
シャンティ国際ボランティア会(SVA)バンコク事務所に訪問しました。
その事務所はスラムの中にあります。
スタディツアーの仲間と同じ静岡県出身の田村さんという方がSVAやスラムのことについてお話してくれました
SVAの活動の一つで図書館活動があります。(絵本は全て日本からの取り寄せ)
移動図書館車では各地のスラムや貧困地域など年間200カ所もまわるそうです。
その移動図書館車かなりかわいいです↓
この事務所の1階にも子ども達のための図書館が常設されています。
そこでは園児たちと折り紙を作って交流しました
この図書館はスラムの幼稚園の授業(?)としても使うそうです
タイで絵本はとても高価なもので「ぐりとぐら」は175バーツします。
日本円でだいたい550円ぐらいなのですが、スラムの人の1日の最低賃金が189バーツです。
生活費等を考えると簡単に買えるようなものではありません。
普段絵本に触れる機会のない子ども達にとってこの図書館活動というものは学びのきっかけにもなる重要なものだと思います
そういった絵本はどこの世界でも通用するような内容のものを選んでいるそうです。
しかし、アフガニスタンでは全ての絵本の内容を国でチェックするため戦争関連のものだったり夢をふくらませるような内容のものはあまりない、とのことでした。
バンコクには他にも図書館はあるが、お金をとるなどお金のある人がいくような施設になっているそうです。
あとこの事務所には印刷や裁縫の技術を身に付けるための職業訓練センターも常設されています。
↑ここでは図書館で使う絵本ラックや売り物になるポーチなどをスラムに住んでいる方々が作っていました。
タイでは女性は皆働くそうです
男性より女性の方が仕事が細かいということで仕事がみつかりやすいとか・・・・・