
普通、参加賞というと定番が「Tシャツ」。ただデザインが素晴らしく、これを着て街に出るには勇気が必要みたいです。しかし新宿シティの参加賞は「リュック」。しかもそこそこ使えそうに見えたのです。今回実物が手に入ったので検証するのだ。

外観を見て一部の人は「あれ?」っと思ったでしょ。そう、このリュック、あるモデルに非常に近いというか「パクリ」もどきです。それはアシックスの「レース用バックパックMINI」手元にその東京マラソンバージョンがあるので比較してみましょう。

まず素材ですが、やはり参加賞のほうがそこかしこに安普請を感じさせます。ネットの目が粗かったり、背中パッドが薄かったりファスナーにスライダーがなかったりしてます。
正面から見るとサブポケットがないのが違います。機能的には「ハイドレーションホース」を肩紐から出すようになっていません。最大の違いはアシックスが腰と胸の二箇所をベルトで止めることが出来るのに対してこちらは腰だけです。

それじゃこの参加賞が駄目かというと全くそんなことないです。何故ならこのリュックの最大の特徴であるリュック下部のジッパーを開けるとボトルポケットが出るというギミックは継承されてる。このポケットはボトルを横置きできるので具合が良いんですよ。更に。ここを使うことでサイドにあるネットには違うものを入れることが出来ます。
東京マラソンがランニングに似合う鮮やかなブルーなのに対して、こちらは地味なブラック。逆にランニング以外でも使えるカラーです。
大会の文字は英語で目立たぬようサイドに書かれています。(これで正面にでっかく「新宿シティハーフマラソン」なんて書かれたら本体が黒でも恥ずかしくて使えないですから)。
チェストベルトの無いのが唯一のネックですが、これは今度暇なときに実走でチェックしてみようと思います(当然、いつになるかは全く未定)。
オリジナルは定価で5千円弱する代物です。安普請な箇所もあるとはいえ大事なところはしっかり押さえているのがとっても嬉しい。実際、この参加賞なら「貰って嬉しい」です。