

風邪もほとんど治ったようだ。昨日は、久しぶりに20分走る。冷えたからだが温まっていくのが気持ち良い。しかし今日は午後から雨で走れず。明日もインフルエンザの予防接種だから走れないんだろうな。
手持ち無沙汰なのでフィズCHR-100Jのインプレをするのだ。
CHR-100J最大のセールスポイントはやはりコストパフォーマンスにある。何しろ心拍計つきでラップが取れるタイプで実売価格が1万円前後というのは凄い。
これが人気のNIKE TRIAX FURYだとラップのみのタイプしか買えない。しかもラップメモリーはFURYの50に対して100Jは4倍の200本。そう、ランニングウォッチの基本機能で既にTRIAXを凌駕している。
またハートレートモニターで有名なPOLARだと、フィットネスモデルのFS3c辺りしか選べない。当然ラップメモリーはない。更に100Jは設定心拍レンジ内時間、アンダーオーバー時間、消費カロリーなどFS3cより上級モデルに備わるデータ記録が可能。記録ファイルはフィットネス最上位モデルF11の12を上回る42ファイルを誇る。
同じ値段でランニングとハートレートモニターの定番メーカーより優れた性能を持ち、しかも双方の機能を併せ持つ、さすがはカシオ。
他に実用的アイデアが「フローティングなんとか」というものだ。最初はGショックみたいなものかと思ってたんだが、仕掛けは原始的。
時計の裏面四方に「げた」がついてる、それだけ。しかしこいつが馬鹿にできない。汗で時計が手首に張り付くのを防いでくれる。肌が敏感な人は汗で時計が張り付くだけで痒くなったりするし、それでなくてもランニング後に汗で時計が手首に張り付くのは気分が良くないのだ。実用的アイデアだ。
逆に今ひとつなのが趣味性。
まず外観。紡錘というか、いわゆるティアドロップをした流線型はカシオオリジナルで、好みの別れる所だと思う。個人的にはオーソドックスでもないし、突き抜けた感じもしない中途半端さで子供っぽく見えてしまう感じ。
また100はコストを押さえるために文字盤回りの樹脂もクローム仕上げではなくチープ感が否めない。何となく安っぽいのではなく「本当に安っぽい」のが悲しい。まぁスントもポラールもこのクラスは実物を見ると「ガーン」とくる安っぽさなんだが。
むしろこのデザインには機能的に問題があった。実際装着するとシャツを脱ぐ時、時計が引っ掛かるのだ。ランニング後に汗ばんだシャツは早く着替えたい。引っ掛かるといらつくぞ。
NIKE TRIAXの人気が高いのは同じオリジナルデザインでもセンスの良さがあるからだ。「実用のカシオ」だから、それが我慢できなきゃ駄目なんだけど、機能的には文句なしなだけにもったいない。
そしてボタン。デザイン上の一体感を出すためかスタートやストップが「つらいち」というか、フラットになってる上に小さくて押しづらい。頻繁に使うボタンなのに。
またボタンの感触が「カチ」っとしない。感触だけでスイッチが入ったか分からない。ただこれは他メーカーの時計を使ったことがないから、それらと比較してではない。