前編では、
特別支援学級から通常学級への転籍を考える際に、
多くの保護者が抱える不安について書きました。
後編では、
その不安と、どのように向き合っていけばよいのか
について考えてみたいと思います。
教員がまず大切にしたいこと
教員として大切にしたいのは、
「転籍すること」そのものを勧めることではありません。
まずは、
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子どもの力が確実に伸びていること
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学習面・生活面・対人面での具体的な成長
これらを丁寧に確認し、
保護者としっかり共有することです。
その上で、
「通常学級に行ってみようか」
と、保護者自身が納得して選択できることが何より大切だと感じています。
「信じているよ」というメッセージ
子どもにとって、
一番の支えになるのは、
身近な大人の言葉です。
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「あなたなら大丈夫だよ」
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「どちらを選んでも、応援しているよ」
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「あなたの力を信じているよ」
このようなメッセージが、
子どもの心に安心感を与えます。
たとえ結果として、
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特別支援学級を続ける選択
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通常学級に転籍する選択
どちらであっても、
「信じてもらえている」という感覚は、
子どもの自己肯定感を育てていきます。
選択よりも大切なこと
大切なのは、
「特別支援学級か、通常学級か」という枠組みよりも、
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大人がどんな姿勢で子どもに関わり続けるか
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子どもが「自分は大丈夫」と思えるか
その部分だと感じています。
親が不安な気持ちを抱えながらも、
「あなたの力を信じている」
という姿勢で関わり続けること。
それが、子どもにとって
何よりの安心材料になるのではないでしょうか。
おわりに
転籍をするかどうかは、
決して急いで決める必要はありません。
迷い、悩みながら考える時間も、
親子にとって大切なプロセスです。
その中で、
「あなたは大丈夫」「私はあなたを信じている」
というメッセージだけは、
ぜひ、伝え続けてほしいと思います。
それが、
特別支援学級であっても、
通常学級であっても、
子どもが自分らしく成長していく力につながっていくと、私は信じています。
