先日、実父が永眠しました。


私は幼い時から

この永遠の別れを怖れていました。


身近な人の「死」がもたらす

自分への影響を想像できたからです。


本当に

辛い

悲しい

心苦しい

虚しい


コロナ禍で思う様にの会えなかったせいか思い浮かぶのは後悔ばかりです。


父は入院していたのですが

最後まで自分の治療方針は

自分で決めていました。


自分の人生だから

自分らしく生きるという文言を

ブログでみることがありますが


ブログでみるそれは

「自分勝手に生きる」であり

私には違和感しかありません。


父は自分らしく

「自分の尊厳を保って生きる」

その姿勢を私に死ぬ間際まで

示してくれました。


それは

父の命を縮める選択だったかもしれませんが、父の尊厳は保たれた選択でした。


父の死をもって感じた事は

「死ぬ」という言葉を軽々しく

扱ってはいけないし

「死ねばいい」と軽々しく

向けてはいけない。


残された人の喪失感は

計り知れないものだからです。


父の死後

色々な方から私の知らない父の事

を知ることとなりました。


地位も名声もあるとは言えず

裕福でもありませんでしたが

人々から語られる父の姿は 

実直で誠実そのものでした。


妻と子供を守る事を最後まで

やり遂げた男性でした。

それが父の愛情だったのだと思います


その人の生き様は死後わかるのです。


私は、今父の様に誠実に生きたいと強く思っています。

私は、父の様に自分の尊厳を保って生きていきたいと思っています。

父の死は、私の生を強く意識させてくれました。


心から父の娘であることを幸せだと

今思っています。