パイナップル部長。私は心の中で即であだ名をつけていた。つんつんの頭がまだカラーリングされてない事だげがかろうじて、セーフそんな感じだった。鞄の中にはいつもケントだかキャビンだかのタバコが入っていて、授業中はいつも寝てるため テストではのび太よりましかな?くらいの成績で けど笑ってやっべーなんて言ってる…おちゃらけた人だと周りからは思われていたであろう。
だけど、ブラバンの中ではまったく別人だった。
音に対して 曲に対して 真剣にやってる姿を見たら同一人物に思えない。部員をまとめ上げ、引っ張る求心力はものすごくて、カリスマ的な存在だった。そのために誰もが一目置いていた
私にはたった一つしか違わない先輩がものすごく年上に思えた。
彼に恋する子もいたけど 片思いで終わってしまったらしい。彼は音楽だけに恋焦がれていた、のかもしれない。
いつも話のほとんどが音楽だった。学校に何しにきてるん?と聞くと決まって
「クラブしに来てるに決まってる」としか答えない。
毎日音楽漬けの人だった。もし彼が部にいなかったら。
私はすぐに部を抜けていたに違いない。
卒業式の日、部長はホームルームもそこそこにすぐに部室に来た。いつものようにダメだしするのかなと、みんな思っていた。
「いい演奏やった。」
みんな 顔をくしゃくしゃにして泣いた。最後の最後でようやく誉めてもらった。
楽しい音楽の時間を教えてくれてありがとうございました。そんなとこ、すごく尊敬してました。
バイト終了の上持ち越し!すぷろけっとです。