月組公演「フリューゲル」について、色んな雑学がTweet…ではなくPostされています。
宝塚ファンは有識者がいっぱいでありがたい。
ゆきちゃん(桃歌雪)演じるアンジーのモデルは、おそらく後のアンゲラ・メルケル(元ドイツ連邦首相)らしい。
確かにセリフで「物理学者よ」と言ってたり、ゆきちゃんの髪型や衣装もそんな雰囲気。
やすくん(佳城葵)演じるヴォーヴァのモデルは、おそらくウラジミール・プーチン(現ロシア連邦大統領)とのこと。
KGBとしてこの当時ドイツにいたし“ヴォーヴァ”はウラジミールの愛称。
ナディアが泊まるホテルの部屋に掲げられてる肖像画は、東ドイツのホーネッカー統一党書記長。
歌詞にも「我らがホーネッカー」とか出てきます。
あと、SNSで仕入れたわけじゃなく、私自身は学校で学んだこと。
西ドイツの首都=ボン
今回、観劇後に10歳年下の友人たちと話していて驚いたのが、アンジーの「ボンで流行ってるファッション誌よ」というセリフにある“ボン”が分からなかったということ。
西ドイツの首都はボン、東ドイツの首都はベルリン。そう学校で習っていた世代って実はそんなに多くは無いのかもしれません😅😅😅
知らないことがあっても、観劇を機に興味を持ち、調べて知識をつけるのは楽しいことだと思います。
私も学生時代は「ベルばら」「戦争と平和」「会議は踊る」などを観て調べるうちに世界史が好きになりました←ま、一部の地域と時代だけだけど😁
「炎のボレロ」を観て調べていたおかげで、大学入試の筆記問題「ナポレオン三世のメキシコ出兵とは」にも対応でき、無事に合格しました✌
戦争やナチスを扱う今回の作品について「戦争をエンタメにするな」という意見もあるようですが、私はこの作品は宝塚らしい良作だと思います。
戦争の残虐行為を直接的には描かずに(直接描く作品にももちろん意義はあると思うけど宝塚向けではない)
でも戦争から派生する様々な事柄についてあらためて考えさせられるし、知らない人には調べるきっかけになるし。
そして、人間の持つ勇気や希望や優しさが力となって、未来を切り開くということを信じられるから。
ヨナスの「この国(東ドイツ)も悪いことばかりではない、私はこの国を愛している」というセリフがとても心に響きます。
たとえ立場や主義が違うとしても、それで善か悪かを決めつけちゃいけないんですよね。
なんかえらい真面目になっちゃった😅
あ、東ドイツとソ連とアフガニスタン紛争のこともちょっと調べよう。