大劇場の初日が開けたばかりの月組公演、私は初日と翌日昼公演の2回観て帰京しました。
(東京で瀬央さん茶に参加するためダッシュ帰京w)
(瀬央さん美しくてピュアで外見も中身も本当に素敵な方でした♥)
さてタイトルの件、今回の月組「万華鏡百景色」は芝居がかったショーです。
月組でストーリー性のあるショーというと「BADDY」を思い出しますが、BADDYがプロローグからエンディングまでひとつの話だったのと違い、万華鏡は底辺に“輪廻転生を繰り返す男女”=れいこちゃん(月城かなと)うみちゃん(海乃美月)という設定はあるものの、各場面は基本的に別の話です。
そして、そのうち「大正時代」で描かれる2場面は、芥川龍之介の短編『舞踏会』と『地獄変』を元にしています。
『舞踏会』れいこちゃんうみちゃん→さちかさん(白雪さち花)あみちゃん(彩海せら)の場面
『地獄変』ちなつさん(鳳月杏)まおちゃん(蘭尚樹)じゅりちゃん(天紫珠李)の場面
私は基本的に予習せずに観劇する派です。
『舞踏会』は原作知らなくてもそれほど問題ありませんでした。知っている方なら「ああ、あの話ね」と思われるでしょうけど。
ただ『地獄変』は私は初見では付いていけませんでした。
ショーだから意味がわからくても「考えるな感じろ」で良いのかもしれませんが😅
お恥ずかしながら原作を知らなかったので、最後までまおちゃんとじゅりちゃんが恋人同士だと思って観てました。
ちなつさんは絵師ではなく、物書きか書道家だと思ってました。芥川龍之介から始まるので文字を書く人物だと思い込んでしまったのかも。あと「みずにはかけぬ」というセリフを、イントネーションのせいか「水には書けぬ」と捉えてしまったせいもあります。(正しくは「見ずには描けぬ」です)
そんなわけで、2回目はあらすじを予習してから観ました。
理解できたー!(笑)
今回の月組公演を1回しか観ない&日本文学に詳しくない方は、芥川龍之介『地獄変』を読むorあらすじだけでも知っておいた方が良いかもしれません。
青空文庫で無料で読めます。
https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/60_15129.html
と言いつつ、私は後半は飛ばし飛ばし読みました。
小説で流血シーン読んで失神したり吐いたりした経験があるので😅
ヘタレには無理でしたー!