来年のベルばら上演が発表されてから、SNSで色んな意見を見かけるようになりました。


その中でも特にへえー!って思ったのが「フェルゼンが主役なの?」「ベルばらの主役ってオスカルじゃないの?」という意見。

宝塚を知らない人、あるいは最近宝塚ファンになった人なのでしょうか。大昔から観てる自分は不思議にも思わなかったので、その反応がびっくり新鮮でした😁


確かに原作漫画だと、主役はアントワネットとオスカルの女性ふたり(紅バラと白バラ)ですもんね。

掲載誌「マーガレット」がターゲットとする読者層は女性ですから、同性が主役の方が共感を得られるし自然とそうなったんだと思う。

だが、しかし!

宝塚の場合、同じく女性がターゲット層なのに主役は男(役)なんですよね……これ考えてみると面白い逆転現象だなw


ゆえに宝塚では、ヒロインふたりの恋人であるフェルゼンとアンドレが主役になっちゃうわけなんですよね。

もちろんタカラヅカのお家芸、男装の麗人オスカル様も主役になりますが。

(ジェローデル、アラン、ベルナールが主役になったこともあったな😅)


そう!

タカラヅカ化されたからこそ、フェルゼンとアンドレは主役になったのだ!(知らんけどw)


ちなみに私は初演は観てませんが、いわゆる“平成ベルばら”と呼ばれた1989〜91年にかけての再演は観ています。


雪組「アンドレとオスカル編」(主役はアンドレ)

星組「フェルゼンとマリー・アントワネット編」(主役はフェルゼン)

花組「フェルゼン編」

月組「オスカル編」


正直に言いましょう、今から30年以上前ですが既に「ふ、古いっ!」と思ったことを😅

台詞回しも衣装もびっくりするくらい古臭く、モンゼット夫人やシッシーナ夫人のやりとりが寒すぎて震えたことを😅😅

贔屓を観るのにリピートするのがツラかったことを😅😅😅

だから「令和の今、あれは古いわ」という意見には「ごめん、平成初期でもあれは古かったのよ」と答えたいw


ただまあ、1990年頃は植田先生派か柴田先生派か、みたいな感じでね。ユーミン派か中島みゆき派か、みたいなね←?

私は柴田派でした(誰も聞いてない)ので植田先生の作品は今ひとつ肌に合わなかったんですが、本当に大人気だったんですよ植田先生、うん。


…って何を、フォローしたいんだ…


あ、でもでも、宝塚版ベルばらを初めて観るならフェルゼン主役(フェルマリ編、フェルゼン編)が一番バランス良いと思います。フランス革命前後の歴史的な流れがわかりやすいし。

オスカル主役だとバスティーユ襲撃で終わるので、フランス革命その後どうなったん?てなりますし。

フェルゼン編の後にオスカル編を観るのが流れ的には良いかと……え、まさか2024年後半にオスカル編が来るとかないよねいらないよw



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