月組新公の感想の続きも書きたいんですが、先に花組の感想を。


2階A席センターブロックから観ました。

もう1度観る予定だったのですが、なかなかチケ難で結局はこの1回のみ。

だから必死であちこち目を凝らしましたよ…ほのかちゃん(聖乃あすか)メインでw



「うたかたの恋」は過去に観ているので大まかなあらすじは知っています。とはいえ贔屓組では無かったのでリピートはしていません。

そんなわけで「このあとどんな展開になるんだろ?」というワクワク感は無く、かといって「過去作品との演出の違いは?」という分析も出来ず😅

正直、序盤は退屈に感じました。


同じような人が多いのか客席のあちこちから咳払い聞こえて、余計に気が散ったりして…

政治の話が出てくるあたりからは少しずつ集中できるようになりました。


とはいえ、まあ、ストーリーはね。

ええ年した既婚男が自分の境遇にグジグジ悩んだあげく、未成年の少女を道連れに心中する話なので(←身も蓋もない言い方😅)

最初に自分の部屋にマリーを呼んだあたりは「おいおい、ルドルフさんよ〜」という気分で観てました😅😅😅


でも、れいちゃん(柚香光)が繊細なガラス細工的容貌なのと、まどかちゃん(星風まどか)が聖母的な雰囲気を持ってるのもあってか、だんだんと「わからんでも無いか…な…」と思うようになりました。

ふたりの気持ちに寄り添えるような演出になってましたね。

追い詰められていくのが鮮明になったというか。


ルドルフはおそらくマリーの存在によって初めて“将来”というものを考えられるようになったんだな…と考えると切ないし。

マリーも単に情に流されたわけではなく、若いなりにも自分の意志をきっちり持って行動した、と感じられました。


花組を観る時のお目当て、ほのかちゃんはブラッドフィッシュ役。

いつも柔和な笑みを浮かべてるけど、何考えてるか良くわからん…って雰囲気。たぶん、やるときは躊躇せず使命果たすタイプだよね。

(と、ギラギラした裏の顔を妄想w)


ルドルフたちがたむろってる酒場の、セットと盆の使い方が面白かったな。

壁の裏側でブラッドフィッシュがルドルフのコートを畳んでるのをオペラグラスでガン見しちゃったw

そのままカウチに寝て……ルドルフに呼ばれて飛び起きて出てくるのとか、ああいう演出は好きです。


そうそう、カタリーナ・シュラットが出てきて「I AM FROM AUSTRIA」を連想しちゃいました。

そんなの月組ファンだけでしょうねw



ショー「ENCHANTEMENT」アンシャントマンか…読めん😅

スペイン語はほぼローマ字読みだけど、フランス語は難しいな。


野口先生のショーは好きな人が多いイメージなんですが、実は私はずーっと苦手でした。

全体的にダメではないんですが、ところどころ下品な感じがして不快感が残るものだったんですよね。


ですが、今回はとても素敵だなと思いました。

衣装もおしゃれだし、選曲も好き。

花組はれいちゃん筆頭にダンサーが多いので、動きがとても美しい。

アステアとモンローの場面なんて、昔のなつめさん(大浦みずき)時代の花組を思い出しました。

歌は、ひとこちゃん(永久輝せあ)とほのかちゃん、みさきちゃん(星空美咲)が素晴らしいなと思いました。


幕開き、盆の上に2段のお立ち台(?)が3方向に伸びていて回る演出は、故小原先生の「レビュー'90」のプロローグを思い出しました。

華やかだし、下級生もたくさん舞台の上にいられて良いですよね。


ひとこちゃん中心の水夫さんの場面は、オールを使った振り付けが面白かったですね。

そんな中で娘役さんで気になるなぁ〜と思う方がいまして、後から調べるとみくりんちゃん(三空凜花)でした。

これ、全ツの「Fashionable Empire」でも同じこと言ってました😅覚えなきゃ



お芝居はともかく(すみません)ショーは何度も観たい作品です。

が、先に書いたようにチケット無くてリピート出来ないのが残念。

無事に千秋楽まで上演できますように!



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