ぎりぎりまで悩んだ結果、配信を観ました。


え?悩んだ理由?

お金ですよ←ド・ストレート(笑)

仕事やめてプータロー主婦になったので時間だけはあります。が、収入は無い。

貯金はまぁまぁあるんですが、ずっと働いてきたから収入>趣味代、というのが常識だったわけです。趣味のために貯金を取り崩すことに抵抗があるんですよねぇ……人生後半戦だからそれが当たり前なんだけどね😅



と、まぁ悩んだわけですが、それでも観たのは生駒先生のデビュー作が気になったから。

今の宝塚の演出家不足(高齢化?)はヒシヒシと感じていたので、希望はこれからデビューする若き演出家たちです。


結果、観て良かったです。

すごく面白かった!



一方で…

「宝塚らしさ」って何だろうなぁ〜とも思いました。

男女の恋愛よりも「生きる喜びと辛さ」「幸せとは何か」というテーマ性が強く、SF的な要素もあって。

宝塚=恋愛というイメージがいずれ無くなる日が来るのかもしれないなぁ、なんてことを考えました。


あ、批判してるとかじゃなくてね。

私はこういう芝居は好きだし。

演劇としてよく練られている脚本で、セットも低予算(たぶん)な中を工夫した場面転換で素晴らしかった。

音楽も振付も良かったです。

コチコチという秒針や、ピッピッ…ピーと鳴る医療モニターの音が効果的。


照明はナマで観てないから細かくは分からなかったけど、暗転もほとんど無かったし工夫されていたのだと思います。

宇宙服のような衣装も「僕」「彼」の状況を表現する小道具としても良く出来ていたし(段々と身軽になる「僕」と、管が増えてそれが血の色になる「彼」)羊さんたちの衣装も可愛かった。



出演者たちも、若手が多いのに上手でした。

現代劇だからか芝居も違和感無いし、どこまでがアドリブかわからないけどイキイキとしていて楽しかった。

あと、男役さんたちがみんな歌が上手いし、美形が多い!

宙組の下級生たちに俄然興味がわいて、新人公演が観たくなってきました(笑)



こってぃ(鷹翔千空)は指がきれいで見惚れました。男役らしい容姿の上に、実力もソツが無くて素敵です。
マイクに息使いの音が入りぎみなのとか、前髪を払うのに頭を振るときがちょっと女の子ぽかったりとか、まだまだ研究の余地はありそうですが、それは今後の経験でどんどん良くなっていくだろうから楽しみです。

あのんくん(亜音有星)は可愛らしく、生来のものなんだろうなぁキラキラ明るいのが印象的。
こってぃと持ち味が違うので、相乗効果もあって良かったです。
月組のぱるあみ(礼華はる、彩海せら)みたいな感じかな、これからも切磋琢磨して頑張って欲しいです。

ひばりちゃん(山吹ひばり)はとにかく可愛い!
独特の声はあまり気にならなくなりました。アニメ声だけど、意外と大人っぽい雰囲気にも合うんですよね。
歌は高音を頑張って欲しいし、お芝居のリアクションが早すぎるのも気になったので、これまた今後の成長に期待してます。

りせくん(大路りせ)なるくん(泉堂成)も上手かったなぁ。
あと、れいとくん(奈央麗斗)は美形すぎて驚いたわ(笑)


演出家も出演者もみんな初々しくて、これからが楽しみなワクワク感を貰いました。
恋愛物じゃなくても、宝塚にはこういう品の良さと幸せな気持ちを感じさせてもらえたら嬉しいです。



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