神奈川県民ホールで観てきました。
フィレンツェに燃える
Twitterでは、話の展開がわからないとかつまんないとか目にしましたが、まったく大丈夫でした。
話の展開わからない人は、どこがネックなんだろう?イタリアが元々は複数の国に分かれていたことを知らないとかでしょうか。
47年前の初演、さすがに私も観てはいませんが、ああ柴田作品だなぁと思いました。
男と女の心の機微をじっくり感じ取るための脚本。
今のスピーディな世の中には合わないかもしれないけど、私は嫌いじゃないですよ。
かれーくん(柚香光)とマイティ(水美舞斗)は、たぶん逆の配役の方が合ってたよね?
けど、そうなると予定調和になるし、新しい面を見せるのも必要だということで、こうなったのかな。
個人的には、かれーくんはヒゲ部では無いなと思いました。つまり、ヒゲ無い方が好きです←誰もお前の好みは訊いてないw
ヒゲ無しでも良かったのになぁ…大人っぽさを出したかったのかな。
アントニオは辛抱役で派手な表現は少ないですが、恋人を奪った弟くんを恨まないことに違和感が無く、それはかれーくんの芝居の端々に彼の心根の美しさを感じたからだと思います。
そういうトニオだからこそパメラは好きになったし、彼の立場を思えばこそ身を引くしか無いと決心したんでしょうね。
いい人だもんなぁ…愛を貫くにはいい人過ぎたんだよなぁ。
でも、ヒゲ無しが良かったなぁ(しつこい)
マイティのレオナルドは目立つお役でしたね。
色悪あり、決闘あり。父親との確執、革命への闘志…男役の見せ場てんこ盛りで実質主役とも言える役でしたが、存在感もあり素晴らしかったです。
お兄ちゃん大好きなのが伝わるので(同期が醸し出す空気なのか)最後の別れの場面が生きます。
まどかちゃん(星風まどか)パメラ。
ギャツビー脳の月担なので「パメラ」って聞くとついデイジーの娘を連想→「パミー、パパですよぉ」のちなつさん(鳳月杏)トムを連想してしまいましたw
兄弟ふたりを一瞬で虜にする魔性の女……って、ぶっちゃけ、まどかちゃんの魅せ方ひとつに掛かってる。出番も多くないし、一番難しい役かも。
Si.si.si…セニョールの歌でそれを見せつけるのがさすが。
パメラの対比として存在するアンジェラ。
みさきちゃん(星空美咲)は今まで何となく暗い雰囲気を感じてましたが、今回は明るくなったなぁと思いました。
マイティとのジャンケンはアドリブなのかな?勝ってぴょんぴょん跳ねて喜ぶのが可愛かった!
ちゃぴ(愛希れいか)に似てるって言われてるそうですが、私はあんまりそう思わないです。ちゃぴより風花舞ちゃんに似てるなぁと。
ひとこちゃん(永久輝せあ)は敵役、オテロ。
見た目がカッコよかったわ。髪色も似合ってたし、スタイル良いから軍服が似合う!
最初、彼の目的がわかりにくくてね。
てっきり憲兵隊として反乱分子を捕らえることかと思ったら、クレメンティーナ侯爵の死因を怪しんでるし、ではパメラを捕らえることが目的かと思ったら、パメラ自身を手に入れたいのだとわかって「そっちかーい?」ってなりましたw
最後は祭りの最中に死体が放置状態で…大野くーん!またかよー!(柳生のせおっち(瀬央ゆりあ)、信長のちゃぴ)
最後に、最近急激に私の心を捉えているほのかちゃん(聖乃あすか)レナート。やりようの無い役よね。
でもスタイル良くて美しくて明るくて、貴族の坊っちゃん感が良かったわ。
アントニオはイタリアの現状を知りつつ旧体制を守る側に付き、レオナルドは統一戦線に賛同して去っていくわけだけど…
レナートは何も気づいて無さそうだ😅
大野先生演出「ロシアンブルー」の衣装(緑色の魔女ワンピース)が出てきて懐かしかったです。
大野先生が助手してた「君を愛してる」のサーカス衣装も出てきましたね。あのピエロちゃんの衣装を見ると、もれなく研一の咲ちゃん(彩風咲奈)を思い出しますw
Fashionable Empire
花組さんはメインどころしか顔がわからないのですが、気になったのは若手ダンサー場面でソロで踊ってた娘役さん。
どうやら三空凜花さん…らしい?
みくりんちゃん102期…メモメモ
今後、花組さんを観るときの楽しみが増えました。