公演中止期間、延長されてしまいましたね。

 

実は今頃は関西にいる予定でした。

新人公演(延期→中止)と本公演(中止)を観て、大阪でミロンガ行って~とか考えていたのですが残念です。

 

新人公演は貴重な機会ですから、当初の予定から延期になっても(私は観られなくなっても)上演できるなら良かったと思っていましたが、結局それすら中止になるなんて本当にどう言えばいいのか。東京公演では絶対に上演できますように!と祈るしかありません。

本公演にしても、退団者をはじめ皆さんタカラジェンヌとして期限のある人たち。その輝く姿をひとりでも多くの人に観て欲しい。15日からの再開と千秋楽まで止まることが無いことを願っています。

 

公演期間の三分の二が中止になってしまった今公演、私は運よく観ることが出来ました。

珍しく初日には行かず翌週に遠征を組んでいたのが幸いしました。

 

とはいえ、その日程にした理由である公演(バウホールでの峰ちゃん(峰さを理)追悼コンサート)は中止で観られなかったのですが・・・ああ、観たかったなぁ、私の青春時代のキャストが勢ぞろいだったのに。コロナのバカっ!

 

・・・と話は月組に戻しまして、グレート・ギャツビーですよ。

私、原作はあらすじレベルでちゃんとは読んでません&映画も観てません&宝塚版も観てません。外部(ギャツビー井上芳雄くんデイジー夢咲ねねちゃん)だけ観ました。

当時の感想「同じ自己犠牲なら二都物語の方がいいな」

 

そして、今回も同じことを思いました(苦笑)

れいこちゃん(月城かなと)にはギャツビーより「二都物語」やって欲しかったなぁ~

 

とはいえ(ストーリーはともかく)月組の演者たちは素晴らしかったです。私が観たのは、延期された初日の翌日(7/23)でしたから、幕が開いてまだ2回目の舞台。でしたが、すっかりしっかり世界観が出来ていました。

 

月組のお芝居って本当にバランスが良いんだな、と思います。

各自が個性を出して自由に演技しつつも、話の中心を邪魔しないというか。没個性ではないのに、悪目立ちしないというか。

で、やるときはやる!目立つときは目立つぜ!みたいな。

ちゃんと自分の役割をわかっている人たちばかりなんですよね。だから大人数が出ていても、ガチャガチャした感じを受けない。

 

あと、歌がね、どの人もすごい上手いというわけじゃないけど、下手な人がいなくて、そして何より「歌詞がわかる」!

これ、ミュージカルではすごい大事だと思うんですよ。音楽を楽しむコンサートじゃなくて、あくまでも芝居なので。

セリフでもある歌詞を聞き取るのに苦労するのは本当にストレスだから。

れいこちゃんは同じ曲を何度も歌いますが、歌詞がわかりやすいだけでなく、ちゃんとギャツビーのその時々の心情を乗せて歌うのが本当に上手いなぁと思いました。

 

先ほども書きましたけど、私、ストーリーはやっぱり好きじゃないんです。駄作とは思わないし、各キャラクターの心情もわかりますよ?

でも、カタルシスを感じるというより虚しくなっちゃうんですよね。

結局、我慢しなきゃいけないのは女性だし、庶民はどんなに頑張っても越えられない壁があるし。

 

だからもう、好きなポイントを楽しむことにしますw(ヅカファンあるあるかな)

 

色とりどりの衣装とか(さすがVISA冠公演)

れいこちゃんの艶っぽい低音とか(声フェチなので)

おはねちゃん(きよら羽龍)の「ブローチもらえないわね」とか(上手いよね)

タバコ売りのかわいこちゃんたちとか(アポロンの迷宮を思い出したよw←小池先生のデビュー作)

アウトローのナンバーとか(有無を言わせぬカッコよさ!)

神の眼のナンバーとか(最高オブ最高!)

 

とにもかくにも、罹患された方の無事の回復と、公演の再開を祈っています。