夏希さんご出演の朗読劇を観てきました。

 

出演者は役者が3人で弦楽器・パーカッションを奏でるミュージシャンが2人というちょっと不思議な朗読劇。

女性版と男性版があるのですが、男性版はおひとりがコロナ陽性ということで初日と2日目の中止が決まってしまいました。

本当にオミクロン株はやっかいですね。

 

女性版もおそらくヒヤヒヤしながらの公演準備だったと思いますが、無事に全公演が上演できるようです(今頃千秋楽が順調に上演中のはず)
若いアイドルおふたりが出演ということで、客席はなかなかの男性率でしたが、幸いにも前列の方々の座高にはそれほど邪魔されずに観ることが出来ました。

宝塚だと男性客も気を使って座高を下げてくださったりしますけど、こういう男性客が多い会場はそれがなかなか難しくて。

前席の男性の座高だったり、隣席の男性の横幅だったりに悩まされた経験も何度かあるんですよね(^^;

 

さて本題。

メーテルリンクの「青い鳥」というのは有名な作品ですが、今回の女性版ではチルチルも女の子という設定に変更されていました。まぁ、やんちゃで我儘で自己中心的なのは女の子になっても変わらずで、原作通りとはいえこの我儘ぶりにイラっとしましたけど。

死んだ鳥の命のこととか、ちゃんと考えろよー!

アフトクでチルチル役の岡田さんも「基本おバカさんなんで」と言ってましたけどホントだよね(苦笑)

 

夏希さん以外のお二人は、あまり舞台経験が無い(アイドルとしての活動はあっても)とのことでしたが、一生懸命で可愛かったです。

まだまだ「お芝居が上手い」とまではいかないし、舞台で立ったり動いたりする(朗読劇だからほとんど着席でしたけど、時折り動くシーンもありました)のも物慣れない感じでしたけど、それも可愛かったです。

一方、夏希さんはさすがにベテランというか、舞台上にいることの安定感が半端なかった。気負いもなく普通にしているように見えるけれども、ちゃんと場面に違和感なく存在しているというか。

歌も数フレーズだけでしたが、ひとりだけミュージカル女優オーラ!でしたね。

朗読では夏希さんは何役もやっていて、ナレーションも老け役も男性役も人じゃない役も・・・しかも色んな人が順番にしゃべるシーンもあってそれをひとりでこなしていました。

お上手だし器用だなぁと思いましたけど、ひとつの役をつきつめて演じている姿の方がやっぱり好きかなぁ、個人的には。

 

アフトクでは、アイドルちゃんたちの可愛い声を真似して高い声で自己紹介したりするお茶目な姿も(笑)

楽しかったです。