またまたお久しぶりです。
カリソメノカタビラが終わってしまった……寂しい(T_T)
公演中はArgentango、義経千本桜、CHICAGO並みに盛り上がっておりました。
次点 カクタス・フラワー
(ちなみに同じストプレでも、嘘かんは不倫ネタゆえダメでした)
カリソメは上演予定が発表された時から期待していました。
荻ちゃん作演出でこのキャスト陣ときたら期待しないではいられないよねっっっ!(鼻息)
期待しすぎるとコケる場合がありますが、予想とは別方向(←)ながらも、やはり良くできた作品でした。
すべてのバランスがとても良かったと思います。
キャストの個性と力量。18世紀末の世界観と、現在に通ずる人間性。コメディ要素と、シリアスで切ないストーリー。輪っかのドレスと浅草九劇のギャップ。
などなど、絶妙なバランスが心地よかったです。
唯一、心地よく無かったのは座席の質ですかね。105分の観劇が終わると「お尻が痛い」「腰が…」「背中が…」という声があちこちから(^_^;)
再演して欲しいし、もし再演するなら浅草が良いけど(浅草だからこそ合う猥雑さもある作品だから)椅子のクッションだけなんとか改善してくださいm(__)m
繰り返しになるけど、本当にキャストのバランスが最高でした。
夏希さんの男前さ、苦悩が似合う硬質な雰囲気とスター性。
サカケンさんの客席の空気を操る求心力、力強い歌唱力。
純米さんの男女ともに演じわける演技力とコメディセンス。
はるさんの圧倒的で美しい歌唱と、的確なお芝居(マリーとデオンのやりとりが好きだった…)
溝口くんの明るさと若さ。
二度と観られないんだろうなぁ……
(DVDはもちろん買うけど)
寂しいなぁ。
舞台演劇はナマモノで、始まれば終わるし、全く同じものは観られない。儚いけど、だから貴重でかけがえの無いもの。
正直、年を取ったら観られなくなるものもあるなぁと思いますが←たぶん今回の座席は70歳になったらキツイよ(^_^;)
また盛り上がれる作品との出会いを楽しみにしたいです。