先週は火曜日の雪組公演から始まって劇場通いの日々でした。
もちろんフルタイムで仕事はしましたよ。
その合間にはネイルサロンとか呼吸器内科とか整形外科とかも入れて。
ハースケ!さすが師走(なのか?)
三代目、りちゃあど
11/30(水)19:00
東京芸術劇場シアターウェスト
FIVE YEARS~さわやかな破滅~
12/2(金)19:00
BAR GARIGARI
私立探偵ケイレブ・ハント
Greatest HITS!
12/3(土)15:30
東京宝塚劇場
オフェリアと影の一座
12/4(日)13:00
東京芸術劇場プレイハウス
思い付くまま感想。
三代目、りちゃあど
登場人物(悪役)によるシェイクスピア裁判の話ですが、野田さんが自分で自分を裁いている部分もあり?
映像や衣装メイクが奇天烈で、センスよくて綺麗でした。
野田さんらしい言葉遊びがいっぱいでしたが、それを三ヶ国語(日本語、英語、インドネシア語)でやるもんだから、いつも以上に頭いっぱい使ったよ(^_^;)
男とか女とか、人種とか言語とか……そういうのを超越したところで芝居が動いていく。
人間が陥りがちな先入観とか偏見を否定するようでいて、でもそれも含めて世界が形成されていることを認めてもいて、答えは出ないんだけど色々考えさせられる。
毎回そんなモヤっとした感覚で終わる野田作品……嫌いじゃないです。
FIVE YEARS
夏希さんの退団同期である琉動真瑳ちゃん(ゴエちゃん)こと秋草瑠衣子さんの自作自演ひとり芝居。
いやもう面白かった!
私はアングラも好きだし、劇場じゃなくて今回のバーみたいな場所でやる演劇を観たことも何度かあるけど。
ゴエちゃん演じるヒロインは、なんとあの人類が忌み嫌うG!そんな芝居は初めてだよ、出てきた瞬間に吹いたよw
元ジェンでG演じた人って初めてじゃない?(お茶会で死にかけのGの真似した某トップスターがいたけどw)
観ている最中は、面白いな可愛いなかっこいいなスタイルいいな迫力あるな……ってそんな感じでした。
でも観終わってから色々考えると深いんだよね。
私たちが生理的に嫌悪感を持つGなんだけど、それが女友達とキャッキャしたり、幼馴染にほのかな恋心を持ったり、親に反抗したり……するとなんだか親近感がわいてくるわけです。
不衛生な住人のもとで平和な暮らしをしていたのに、新聞紙やスリッパやホウサンダンゴを使う敵がやってくる。見つからないように本棚の裏の隠れ部屋で暮らし始める彼女たち(アンネの日記!)
兄の死をきっかけに、仲間たちを助ける運動を始めるヒロインだけど、彼女のミスで父親が死ぬ。ついに彼女は仲間たちを扇動して、対人類との戦闘に突入する!(ヒトラーの演説がBGMにかぶる)
アンネだったはずなのに、ヒトラーになっているヒロイン。
観ているこちら側も、本来Gは嫌いだけど親近感を持つと人間は敵で、アンネだと思って可哀想に思っているといつの間にかヒトラーに扇動されている。
正義とか悪とか、味方とか敵とか、そういう基準ってあいまいで周囲に流されやすいことなんだな……って思わされた。
まだまだ役者としてはつたない部分もあるゴエちゃんだけど、攻めてる姿勢が好もしい。
なんかまたやらかして頂きたいです(でもGはもうやめてw)
雪組2回目
前回でストーリーは判ったので、今回はひたすら周囲の芝居を楽しみました。
特に咲ちゃん近辺とか。あの歌手との遭遇はその後の伏線だったのか……
(回収できてない伏線と、わかりにくい伏線があちこち転がっている作品だよね(^_^;)
ニワニワ(監督じゃない時)とヒメ(管理人じゃない時)のカップルとか楽しすぎるんですけど。
名前も知らない下級生も多くなっちゃったけど、みんな芝居が好きなんだなぁっていうのが伝わってきました。
ショーはようやくサンタさんが似合う季節になりましたね(笑)
踊ってても歌ってても「お!かっこいいなぁ」と目を向けると……がおりなのでした。
オフェリアと影の一座
白石さんのあったかなハートが伝わる芝居、舘方さんの姿の美しさ、久しぶりに聞いたゆみこちゃんの艶やかな男役声、みほこちゃんのオペラ歌手顔負けの歌唱、いまっちの可愛らしさに、なんだか幸せな気持ちになりました。
演出は斬新だけど派手じゃなくて、ほんわかした気持ちになりました。
その場で撮っている映像をスクリーンに映したり、ゴムで箱型を作ったり。影絵のようにシルエットで表現するのは、りちゃあどでもやっていたなぁ。
先に観ていた人に「不思議な世界だったよ」と聞いていたのだけど、りちゃあどとゴエちゃんのが強烈だったせいか、そんなに不思議には感じなかったな。
劇中劇のトゥーランドットは「鳳凰伝」のおかげで良く判りました。
客席の夏希さんはどんな風に思われたのかなぁ?w
りちゃあどでも思ったのだけど、シェイクスピアとか古典ものの知識がもっと無いとダメですね。
色んなジャンルの作品を続けざまに観て、私やっぱり演劇好きだなぁとしみじみ思いました。
映像に比べて出来ないことも多いけど、逆に無限の可能性があるような気もするんですよね。
想像力があるから。
客席の想像力に任せてくれる部分が好きなのかも知れないなぁ。たまに置いていかれるけどそれも含めて好きです。
贅沢な1週間でした。
もちろんフルタイムで仕事はしましたよ。
その合間にはネイルサロンとか呼吸器内科とか整形外科とかも入れて。
ハースケ!さすが師走(なのか?)
三代目、りちゃあど
11/30(水)19:00
東京芸術劇場シアターウェスト
FIVE YEARS~さわやかな破滅~
12/2(金)19:00
BAR GARIGARI
私立探偵ケイレブ・ハント
Greatest HITS!
12/3(土)15:30
東京宝塚劇場
オフェリアと影の一座
12/4(日)13:00
東京芸術劇場プレイハウス
思い付くまま感想。
三代目、りちゃあど
登場人物(悪役)によるシェイクスピア裁判の話ですが、野田さんが自分で自分を裁いている部分もあり?
映像や衣装メイクが奇天烈で、センスよくて綺麗でした。
野田さんらしい言葉遊びがいっぱいでしたが、それを三ヶ国語(日本語、英語、インドネシア語)でやるもんだから、いつも以上に頭いっぱい使ったよ(^_^;)
男とか女とか、人種とか言語とか……そういうのを超越したところで芝居が動いていく。
人間が陥りがちな先入観とか偏見を否定するようでいて、でもそれも含めて世界が形成されていることを認めてもいて、答えは出ないんだけど色々考えさせられる。
毎回そんなモヤっとした感覚で終わる野田作品……嫌いじゃないです。
FIVE YEARS
夏希さんの退団同期である琉動真瑳ちゃん(ゴエちゃん)こと秋草瑠衣子さんの自作自演ひとり芝居。
いやもう面白かった!
私はアングラも好きだし、劇場じゃなくて今回のバーみたいな場所でやる演劇を観たことも何度かあるけど。
ゴエちゃん演じるヒロインは、なんとあの人類が忌み嫌うG!そんな芝居は初めてだよ、出てきた瞬間に吹いたよw
元ジェンでG演じた人って初めてじゃない?(お茶会で死にかけのGの真似した某トップスターがいたけどw)
観ている最中は、面白いな可愛いなかっこいいなスタイルいいな迫力あるな……ってそんな感じでした。
でも観終わってから色々考えると深いんだよね。
私たちが生理的に嫌悪感を持つGなんだけど、それが女友達とキャッキャしたり、幼馴染にほのかな恋心を持ったり、親に反抗したり……するとなんだか親近感がわいてくるわけです。
不衛生な住人のもとで平和な暮らしをしていたのに、新聞紙やスリッパやホウサンダンゴを使う敵がやってくる。見つからないように本棚の裏の隠れ部屋で暮らし始める彼女たち(アンネの日記!)
兄の死をきっかけに、仲間たちを助ける運動を始めるヒロインだけど、彼女のミスで父親が死ぬ。ついに彼女は仲間たちを扇動して、対人類との戦闘に突入する!(ヒトラーの演説がBGMにかぶる)
アンネだったはずなのに、ヒトラーになっているヒロイン。
観ているこちら側も、本来Gは嫌いだけど親近感を持つと人間は敵で、アンネだと思って可哀想に思っているといつの間にかヒトラーに扇動されている。
正義とか悪とか、味方とか敵とか、そういう基準ってあいまいで周囲に流されやすいことなんだな……って思わされた。
まだまだ役者としてはつたない部分もあるゴエちゃんだけど、攻めてる姿勢が好もしい。
なんかまたやらかして頂きたいです(でもGはもうやめてw)
雪組2回目
前回でストーリーは判ったので、今回はひたすら周囲の芝居を楽しみました。
特に咲ちゃん近辺とか。あの歌手との遭遇はその後の伏線だったのか……
(回収できてない伏線と、わかりにくい伏線があちこち転がっている作品だよね(^_^;)
ニワニワ(監督じゃない時)とヒメ(管理人じゃない時)のカップルとか楽しすぎるんですけど。
名前も知らない下級生も多くなっちゃったけど、みんな芝居が好きなんだなぁっていうのが伝わってきました。
ショーはようやくサンタさんが似合う季節になりましたね(笑)
踊ってても歌ってても「お!かっこいいなぁ」と目を向けると……がおりなのでした。
オフェリアと影の一座
白石さんのあったかなハートが伝わる芝居、舘方さんの姿の美しさ、久しぶりに聞いたゆみこちゃんの艶やかな男役声、みほこちゃんのオペラ歌手顔負けの歌唱、いまっちの可愛らしさに、なんだか幸せな気持ちになりました。
演出は斬新だけど派手じゃなくて、ほんわかした気持ちになりました。
その場で撮っている映像をスクリーンに映したり、ゴムで箱型を作ったり。影絵のようにシルエットで表現するのは、りちゃあどでもやっていたなぁ。
先に観ていた人に「不思議な世界だったよ」と聞いていたのだけど、りちゃあどとゴエちゃんのが強烈だったせいか、そんなに不思議には感じなかったな。
劇中劇のトゥーランドットは「鳳凰伝」のおかげで良く判りました。
客席の夏希さんはどんな風に思われたのかなぁ?w
りちゃあどでも思ったのだけど、シェイクスピアとか古典ものの知識がもっと無いとダメですね。
色んなジャンルの作品を続けざまに観て、私やっぱり演劇好きだなぁとしみじみ思いました。
映像に比べて出来ないことも多いけど、逆に無限の可能性があるような気もするんですよね。
想像力があるから。
客席の想像力に任せてくれる部分が好きなのかも知れないなぁ。たまに置いていかれるけどそれも含めて好きです。
贅沢な1週間でした。