大阪初日にして大千秋楽。
とても熱い公演でした。

席はF列、段上がり1列目のド・センター。
東京で4回観てきたわけですが、また新たに見えるものがありました。

ダンスのフォーメーションの美しさや、夏希さんのマスク越しの眼力の強さ。
森さんの企む視線や闇sの妖しい笑み。惑う人間たち。
そして、ポーシャ闇とポーシャ光の反発しながらも惹かれあう魂。

照明や効果音も鮮やかで、各キャラクターの葛藤や悦び、そして狂喜がステージ上から自分に向かって流れ込んでくるような錯覚を覚えました。

ダンス公演としても楽しめますし耽美な世界観に酔うのもいいですが、人間ドラマとしても見られるたくさんの伏線があったんだなぁ、と最後の最後で気づくという……
夏希さんの「本当に素晴らしい作品で」という言葉の意味が判った時には千秋楽(涙)
自分のアンテナの低さに悔しささえ感じました。
森さんのこだわり抜いた創りにひたすら脱帽です。

ショーケースはまた別な意味で盛り上がりました。
マスカレード本編が素晴らしい充実感の中に終わって、すっかりお祭り気分というかフィナーレどーん!みたいな(笑)
やんちゃ弾けるメンズ、笑顔とキザ顔で踊り抜く夏希さん。
中塚くんにダメダメするメンバーとか、めっちゃ楽しかったー!


終演後には、義くん、森さん、夏希さんの3人でアフタートーク、またの名を反省会(笑)

夏希さんと義くんは夏希さんのコンサートmirageで共演済み。
義「こんな似てる人がいるなんて」
夏「今日は髪型もかぶってるよね(^-^;」

マスカレードの印象
夏「ファンのお手紙によると一番の衝撃は……金色の短パン?目のやり場に困るって」
客席(爆笑)
義くん森さん(苦笑)

確かにあれはびっくりだよね(^-^;
でも夏希さんも最終的には慣れてきたらしく
夏「もう観られないのが残念な気もする」
森「中毒性あるんですよね、あれ(笑)」
夏「私のなかの金パン大賞は和田くんです」
筋肉の付き方が良いらしいです←さすが筋トレ女優(違)

ちなみに森さんは脛毛の処理はしていないけど、義くんは気にして剃ってたそうです。
そんなリアル情報に反応困ってる夏希さんが可愛かった(笑)

和田くんにはすごくお世話になった、と夏希さん。
他メンバーが超スピードで進めていくなか、和田くんが細かくゆっくり夏希さんのフォローをしてくれてたみたいです。
ノーブルな役の彼はやはりジェントルだったんですね。

森「水さんの歌って残りますよね。ずっと頭のなかを回ってる」
夏「私も回りますよ? だ、だ、だいやもん、どっ♪」
義「青春まっただなかみたいな?あれ、13年やってるんですよ(笑)」

他にも、
DDメンバーの上下関係はヅカ上級生たちの関係に似てるとか(先輩後輩はあるけど互いにつっこんだりふざけたり?)
DDはジャイアン(義くん)とスネ夫(森さん)とあとは全員のび太、とか
あ、ちがう和田くんはドラえもんとか←お腹?
色んな話題がありましたが…

義「ようこそ、DiamondDogsファミリーへ」
森「今度はイチから、東さんと水さんで新しい作品を作ってみたい。ふたりの意見も入れながらね」

という夏希さんへの言葉がとても嬉しかったです。
義くんは元々好きな役者さんでしたし、今回森さんの作品創りがとても面白かったので、本当に新作でまた酔わせて欲しいです。

最後のひとことで、夏希さん
「男性の中で踊るのがこんなに大変だとは。男役を20年やってきましたけど、私も女子だったんだなって……ここ、笑うとこじゃありませんよ?(笑)」

笑いに転換されてましたけど、本当に大変だったと思います。
でもそれを前向きに捉えて「勉強になった」と言う夏希さんの強さとチャレンジ精神に、私も勇気とエネルギーを貰いました。

また秋のDance Symphonyが楽しみです。