今日は朝から貴子ちゃんとワイルドホーン氏の結婚ニュースにびっくりしておりました。
貴子ちゃんが研2の頃かな、入待ちでいってらっしゃーいと手を振ったのはもう何年前になるのかしら?←友達に連れていかれた(笑)
おめでとうございます!
末長くお幸せに!


さて、先週末に観た「ラブ・ネバー・ダイ(以下LND)」の感想です。
ネタバレ気味なので、これから観るご予定の方は読まない方が良いかと思います。
ちなみに全体的な感想は「まずまず面白かった」です←微妙だわね(^-^;

言わずもがなロイドウェバー氏の「オペラ座の怪人」の続編。
私は一時期この「オペラ座-」にドはまりしておりました。
最初に観たのはウェストエンドでしたが、英語で半分程度しかわからないくせにその世界観にメロメロになり(笑)
四季を観てブロードウェイを観てまた四季を観て…映画でガッカリ(^-^;
もともとB級ホラーと言われる原作、やはりライブの迫力と観客側の想像力あっての作品だな~と思いました。

そういう意味で、続編のLNDも舞台ならではの迫力が楽しめました。
セットも奇抜で見応えあったし、場面展開の方法も面白い。
音楽はさすがの美しさ。
でも「オペラ座-」の完成度には遠く及ばなかったなぁ。

なんかね、ゾクゾクしないの。
「オペラ座-」はね、think of meでクリスティーヌがおずおず歌い出して、それが衝撃デビューに繋がっていく場面でゾクゾクしたの。
鏡の向こうから怪人が現れるとこもゾクッとした。そこから地下湖に繋がる流れとかもう最高に好き!
(そうそう、オペラ座-の時は地下に向かうけど、LNDは屋上に登ったのが意味深でしたね)

LNDはね、ビクッとする場面はあるんだけどゾクッが無いのよね~
ま、私の趣味の問題かな。趣味というか感覚?(笑)

ストーリーは「オペラ座-」で夢を見ていた人間にはショックな展開も多々。
いや、だってラウルの立場ってなに??ギャンブル借金アル中ボンボンなのはダメだと思うけど、それ以前にクリスティーヌ、あんた…(苦笑)
でもまぁ、ことごとく勝手な人ばかりよね。
一番哀れなのはメグだと思うけど、あれだって「彼」に頼まれたわけじゃない、自分のエゴと自己満足からだし。
マダムジリーも見返りが無いと逆上するし、怪人は自分から去ったくせに未練がましいし…

でも、それが人間なのよねぇと思った次第です。
ファンタジーからリアルになった「オペラ座-」ってことかな。
(先に書いた地下から屋上への変化とか、なんとなく前作の反対方向を意識してる気がした)

そんなエゴな大人たちの世界の中で、ピュアなグスタフ君が救い。
私が観た回は松井くんだったけど上手かったわあ!
他の子役さんたちも上手いと聴いたので全員観たかった。

上手かったと言えば、出演者の歌の技術は皆さん素晴らしかったですね。
私は歌馬さん好きというわけじゃないので(笑)ハマりはしないけど、安心して聞けました。
そんな中でも市村さん、単に上手いというだけじゃなく、怪人の悲哀や傲慢さが滲み出ていて流石でした。

キャラ設定もラストの展開も、もう少し自分が若かった頃、もしくは「オペラ座-」にドはまりしてた頃にこれを観たらブーブー言ったかもしれない。
でもこの年齢だからなのか、懐古的な甘さと現実的な苦さとを噛み締めるように観れました。

ロイドウェバー氏もそんな気持ちなのかな……



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