2/14 19:00開演
バレンタインスペシャルコンサート
平田耕治 Dramatic Tango
(於:東京文化会館小ホール)

記録的な大雪の中を行ってまいりました(^^;
夏希さんいわく、平田さんも雨男だそうです。
雨男+雨女ですもんねぇ。仕方ないかぁ・・・
それにしてもこの降り方はないだろうってくらいの大雪でしたが(笑)

コンサートは2部構成。
幕間15分を入れて計100分くらいだったと思います。

1部は、夏希さんの出番は1回だけでしたが、よく知った曲が多くて楽しめました。

最初の曲「Danzarin(ダンサリン)」はネッシーさんとあやかちゃんが『Fantastic N』踊っていた曲だし「Tanguera(タンゲーラ)」は『パッション・ブルー』で男役さんたちが踊っていたのが大好きでした。
「ジェラシー」は有名な曲ですがネッシーさんのサヨナラショーがやはり思い出深く、ピアソラの「Libertango(リベルタンゴ)」もCMなどで使われていて耳慣れていますが『ラ・ノーバ』のヤンミキ&みはるちゃんのシーンが印象的です。
つまり私は全部タカラヅカを通じて知っているわけですね(笑)

知らない曲の中ではピアソラの「アヴェ・マリア」がとても印象的でした。
自分の持っているピアソラのCDには入っていないので、時間があれば(雪が無ければ^^;)平田さんのCDを買いたかったなぁ。

夏希さんは「Los Pajaros Perdidos(ロス・パハロス・ペルディドス)」という曲を歌ってくれました。
和訳すると「鏡の中のつばめ」
パンツスタイル(白ジャケット&黒パンツ)で髪をうしろでひとつにくくったハンサム・ウーマン。
ドラマチックな歌でした。

2部はバラエティに富んだ構成で、これまた楽しめました。
ミロンガ(2拍子のタンゴ)は踊りたくなるような曲でもともと大好きですし、平田さんと木田さん(コントラバス奏者)のオリジナル曲もアップテンポな感じで素晴らしかった。

2部の夏希さんはまず平田さんとのトークに登場。
去年のクリスマスディナーショーで着ていた深緑色のレース地のワンピース姿でした。
ヘアスタイルは肩までの長さに下ろした巻き髪で、とってもエレガントでした。

トークではブエノスアイレスに旅行した時のお話を。
現地のコーディネイターに「そんな派手な格好はダメ!」と怒られたことや(治安が良くないのでお金持ちだと判るような恰好だと危険なんですね)、冬に行ったので想像以上の寒さだったことなどをお話してくれました。
平田さんにおすすめの観光地を尋ねた夏希さん、平田さんは「ブエノスアイレス以外あまり行ったことが無いので・・・でもイグアスの滝はいいですよ」とお答え。
夏希さん「行きましたっ!イグアスの滝に飛び込むって役をやったことがあるんで(笑)」
イグアスも寒くて、一緒に行ったお友達はもれなく風邪をひいたそうです←ゆみこちゃん、そんなことになってたのね(^^;

そのままのお衣装で次の曲「Balada para un Loco(バラーダ・パラ・ウン・ロコ)」を歌ってくれました。
和訳では「ロコへのバラード」
ゆみこちゃん主演のタンゴ作品でもタイトルになっていましたね。

歌の始まりや合間にちょっとしたお芝居調のセリフが入っていたんですが、これはプログラムに“詞:水夏希”とあるので夏希さんが作ったのでしょうか。
最近、夏希さんのお芝居に飢えていたのもあって、このちょっとしたお芝居に心震えました。
あーーーー夏希さんのお芝居が観たいっ!

その後何曲かあって、照明が少し暗くなると係の女性の方が舞台に何かを置いていきます。
・・・・・・あ、椅子だ!
タンゴおじさんがクルクル回りながら持って出てくるあの椅子です(笑)
「Caminito(カミニート)」という曲で夏希さんがタンゴを踊ってくれました。

前半は白パンツに黒のジャケット、黒のソフト帽で赤いバラを手にして男役風。
椅子を恋する女性に見たてたようなイメージで、男性用の振付けでした。
途中でステージ裏にいったん引っ込むと、すぐに早変わりで再登場。
ブルーのスパンが光るノースリーブに、スリットが入った白のスカート!
今度は恋人の女性として踊り、椅子に残されていた赤いバラを手にしたところで終了でした。

トークの時に最近タンゴを習っていることについてもお話されていましたが、難しいとおっしゃってましたね。
他のダンスとは音の取り方、間(ま)の取り方が全然違う、とのこと。
平田さんも「タンゴは間の取り方ですね」と答えていました。

私もちょろっとだけタンゴをかじったことがあるんですが、本当に呼吸が大切な踊りなんだなぁって思いました。
今回はまだタカラヅカ風に近い軽やかなタンゴでしたが、夏のタンゴショーまでに夏希さんがどんな風に変わるのか楽しみです。

アンコールは有名曲「La Cumparsita(ラ・クンバルシータ)」
最後の最後に、お芝居風にセリフを言いながら夏希さんが出てきてくれました。
さっきのスカート姿のままかと思ったら、1部のパンツスタイルに戻ってました。もうっ(^^;
ほんの短いセリフでしたけど、やっぱり夏希さんの芝居って好き!
あーーーー夏希さんのお芝居が観たいっ!(2回目/笑)

思ったよりも夏希さんの出番があって、コンサート自体もとても楽しくて、大雪のなかで大変でしたけれど行って良かったです。
出待ちでは夏希さんから手渡しでキャンディ(1ヶ月早いバレンタインチョコのお返しかな?)を頂けたし(^^)
また一生忘れられない思い出がひとつ増えました。