シアタークリエで4/9~24に上演される「Love Chase!!」のチケット発売前イベントに行ってきました。

座席は入場時に抽選する方式で、私は8列目のほぼセンター。
全体が良く見えるお席でした。

水友さんたちとロビーでお喋りしたあと客席に行くと、去年の「CLUB SEVEN」イベントでお隣だったご婦人が斜め後ろのお席にいらして、声をかけて頂きました(^▽^)
「原田優一くんが出るから見てあげてね」と仰られたので「すみません水さんファンなので~(笑)」「ああ、そうだったわね~(笑)」みたいな。
また4月に劇場でお会いできるかしら。

ステージは上演中のクリコンのオーケストラ楽器が置かれていて、センターの階段上に「Love Chase!!」の公演ポスターが置かれていました。
司会者はシアターガイドの編集者の方でした。
4月発売号のでシアガでは「Love Chase!!」の特集があるそうですよv

登壇者はひとりずつではなく全員そろって下手袖から登場。
上手から木村花代さん、原田優一くん、夏希さん、玉野さん、野島直人さん、青柳塁斗くん。
司会の方は一番下手にいらっしゃって、夏希さんはそちらを見ていることが多かったので、上手前方席にいたお客さんはあまりお顔を見れなかったんじゃないかな。

また、優一くんと木村さんが面白リアクションをしていたんだけど、ふたりとも夏希さんの上手側にいたので、夏希さんは背中を向けててほとんど見れなかったと思う。
客席がくすくす笑っている理由がよくわかんなかっただろうなぁ(^^;
お稽古場で彼らの面白っぷりを知ることになるのかもしれませんね(笑)

夏希さんのお衣装はAQUAのお写真にアップされていますが、黒と白のパンツスタイル。
非AQUA会員さんはこちらで(笑)→野島さんのブログ
作品の「天使と悪魔」をイメージしたと思われます。
ホルターネック風のブラウスは首回りが黒、前身頃の左は黒で右が白、後身頃は白。
白い肩から長い腕のラインが美しかった。
下はちょっと幅広の黒パンツだったけど、腰回りはミニスカ風になっていて後ろはリボン。甘いテイストを入れても甘過ぎにならないところが好きv
靴は黒いエナメルのピンヒール。
ウェービーヘアも含めて、とても似合っていて綺麗でした。
そして立っている時はスラリと一番高いのに、座ると一番低くなるという足長マジックは今回も見せて頂きました←何回見ても驚くマジックだよ(笑)

トーク中の夏希さんはまだ「人見知り全開」って感じのご様子でした。
玉野さんとは「ロシアン・ブルー」でお仕事してるけど振付家としてでしたし、他の子たちは若いしね←
優一くんが「今まではピチピチな役が多かったですが、今回は若い出演者が多いので負けないよう若造りしてまっす!」って言った時の玉野さんと夏希さんの微妙な表情がなんとも(^^;

玉野さんから夏希さんへの第一声は「踊ってもらわなきゃね」でした。
それに対して「準備はしてます!」と答える夏希さん、さすが!

でも玉野さんはまだ台本どころかプロットも出来てない模様。
このイベントまでに何か話せることを作らねば…と思って引きこもって考えていたらしいですが無理だったみたいです(笑)
そして理屈っぽくプロットばかり組んでるとつまらなくなってきたので、明日からとりあえずホンを書き始めてみると宣言してました。
(今日からじゃないんだ?明日からなんですね、と優一くんツッコミ)

イメージとしては出来るだけ多くの恋愛模様をショーアップして見せたい、ということらしいです。
30景ぐらい作りたいのだとか。
ひとつの役・ひとつのストーリーを突き詰めるのではなく、ライトで夢のあるもの。
出演者もひとりひとつの役ということではなく、色んなシチュエーションで色んな役を演じることになりそうでした。
「忙しくなりそうねぇ」とボソリつぶやく夏希さん。

塁斗くんが「汗をたくさんかきそうですね」と言うと、優一くんが「それは負けない。汗でマイク壊したことあるから」と自慢げに応酬←木村さんに「若者に張り合ってんの?」とつっこまれていた(^^;
そこから「私も汗かきなんです」「俺も汗かく」という話になって…
玉野さん「ミズは汗かかないよな?」
夏希さん「え、そうでもない…ああ、でも顔にはかきませんね」←微ドヤ顔
優一くん「なんでですか?」
夏希さん「うーん…気合い?(笑)」
皆に「おおー!さすが女優だー!」と言われる夏希さん&客席拍手!

作品プロットとしてはまだ曖昧な状態なので「今なら要望をなんでも聞くよ」とキャストから「やってみたい役」を募集する玉野さん@作・演出・振付・出演(^^;
木村さんが「ドロドロの恋愛、嫌な女の役」を希望してました←今まで真面目な役が多かったそうです。

夏希さんは特に「こんな役をやりたい」というのは無さそうでしたが「天使と悪魔が出てくる話と聞いたときに悪魔役だったらいいなぁと思っていたので楽しみです」と仰ってました。
玉野さん「へえ?そうなの?」
夏希さん「あまり悪い役ってやったことがなくて。正義感にあふれる役とかリーダーとして引っ張っていく役とかだったので」
玉野さん「でも、あれはそんな感じだったよ?」
夏希さん「あー確かに魔女とか、魔法使いの話でしたね」
ロシブル思い出話v
でもアルバート様は悪い人じゃなかったもんね。へたれ魔法使い←おい

夏希さん「私の中身も、ほぼほぼ黒いので」
玉野さん「そうなの!?」
夏希さん「そうなんですよ(笑)」

そ、そうなの!?
でもたぶん一般人の10分の1も黒くないと思う。
夏希さんが黒かったら私なんて真っ黒よ(爆)

司会の方が「どうして紫吹さんに天使を、水さんに悪魔を?」と玉野さんに質問。
玉野さん「うーん、りかちゃんとミズ、どっちが天使でどっちが悪魔かって…どっちも悪魔か(笑)」
夏希さん、おくち三角で爆笑してました(* ̄∇ ̄*)

客席からの質問その1
「もし人間界にイタズラが出来る能力があったら何をしたい?」

悪戯っ子だと自ら名乗り出たのは塁斗くん。
顔面にトマトを投げつけてみたいそうです←痛いよ!

他の皆さんはあまりイタズラは思いつかないみたいでした。
玉野さん「宝塚の人って結構やらない?」
夏希さん「ああ、多いですよね。私はやらないんですけど…」
玉野さん「やらないんだ」
夏希さん「こないだOG公演があったんですけど、色んな先輩が楽屋でワアア!ってやってるのを見て、イタズラ好きだなぁと思って見てました(笑)」

玉野さんが「イタズラねぇ…全員が本音しか話せなくしちゃうとか?」と言った途端に、キャストだけじゃなく客席からも「ひええっ」という声が起こりました。
「それは怖すぎるよね~」
うん、人間には建前が必要です(笑)

客席からの質問その2
玉野さんへ「今回のキャスティングのポイントは?」
キャストへ「玉野作品のイメージや、出演が決まった時の感想。役作りの方法は?」
この質問したの私だ(^^;

キャスティングについては、最初に元トップ男役ふたりが決まって、他のメンバーは「何でもやってくれそう。やってくれるだろう」という人を選んだそうです。
玉野さんは「色んな役、色んなことをやった方がいい」という考え方みたいですね。
オムニバスショーに近い感じになるのかな。
私個人としてはひとつの役・ひとつのストーリーを突き詰めていくのも好きなので、夏希さんにはそういう作品への出演も期待したいのですが、それは次の機会の楽しみとしましょう。

玉野さんの作品について
夏希さん「最近だとクラブセブンを観させて頂いたのですが、やはり無茶ぶりが…見ている方は楽しいんですけどね(笑)」
玉野さん「まあね(苦笑)」
夏希さん「そういうの今まで無かったので」
玉野さん「そうだっけ?やってなかった?」
夏希さん「うーん…あ、やってました…ね。私がやってました、無茶ぶりする方(^^;」
うん、執事さんが被害に合ってましたね(笑)

野島さんから見た玉野作品イメージは「チームワークがいい」ということ。
信頼して心を許し合ってないと、あんな風に無茶ぶりも出来ないと思うし…という野島さんの言葉に「うん、稽古場ではキャストを裸にしてみたいって思うんだよな」と玉野さん。

この場合の「裸」といいうのは、心の壁を取っ払う=こだわりを無くして何にでも挑戦するという意味だろうと、キャストも客席も誰もが普通に解釈していたのですが…
「え?裸ですか?それなら数か月前には言ってください。準備がっ!」
とパニクる人がひとり…
今回の登壇者で唯一の玉野作品経験者である優一くん、無茶ぶりに慣れ過ぎて感覚おかしくなってるよ(笑)

野島さん「違うから!本当に脱がないから!心を、だから!」
優一くん「あ、そうか。良かった」
玉野さん「見たくないよ、そんなもの。気持ち悪いし」←ひどい(笑)

役作りの方法は、木村さんは「外側から入るタイプで、最終的には私生活でも役を引きずる」んだそうです。
「そうなんだぁ?」と驚く夏希さん。
夏希さん「それじゃ、さっき言ってたような悪い女の役とかしたら大変じゃない?」
木村さん「そうですね。その時は周りの男性に頑張ってもらうことにします」
優一くん「え?俺ら?俺らが止めなきゃなんないの?!」

夏希さんは「バックボーンから入るタイプ」とのこと。
でも悪魔のバックボーンって???
八の字まゆげで尋ねる夏希さんに、玉野さんは「決まりが無いからこそ、逆にこんな悪魔いいなぁと思われたらいいね」とのお答え。
玉野さん「悪魔にも天使的な部分があると思うし、天使にも悪魔的な部分があっていい。人間だってどっちの面も持っているし、天使と悪魔は表裏一体とも言うし」
ふむふむと頷く夏希さんでした。

玉野さん「嫌いだなぁって役は作りたくないんだよね。ダメなやつとか悪いやつだなとかはあっても、心底嫌いな役っていうのは作りたくない。夢が無くなるから」

なるほどね。
あったかいファンタジーになりそうですね(^^)

トークショーの後はフォトセッション。
これが爆笑。クリエのカメラマンさんってすっごい職人気質で面白いんですよ。
私はクラブセブンのイベントの時も見ていたし、Next to Normalでは舞台上で撮ってもらったので知ってたんですが。
(私たち素人に対しても立ち位置や顔の位置に容赦無かったんです(笑)THE・プロフェッショナル!)
優一くんに立ち位置を調整させ、玉野さんに容赦なくダメ出しをするカメラマンさんに、夏希さんは圧倒されて目パチクリしてました←可愛かったv

イベントの中で一番笑いを取ったカメラマンさん(?)が退場すると、キャストからひとことずつ最後のご挨拶。
フォトセッションのためにトーク時のマイクが回収されていたので、玉野さんが自分だけ持っていたマイクを一番上手にいた木村さんへ渡します。
てっきり木村さんから順に下手へ回していくかと思ったら、進行表どおりに進める司会さん(^^;
司会「では、水さんからお願いします」
ここで全員でずっこけるマネをしたキャストの皆さん、うん、既に息バッチリ!(笑)

夏希さん「まだまだ先だと思っていたんですが、少し近づいてきた感じがしました。私もね、脱ぎますよ!」
優一くん「!?」
夏希さん「物理的にじゃなくてね!(笑)」

人見知りな夏希さんなのでちょっと時間がかかるかもしれませんが、お稽古中に仲良くなって、舞台ではまた新しい思い切った姿を観ることが出来たら嬉しいですね。
3ヶ月後の初日が楽しみですv