トークの途中で2曲歌ってくれました。
まずは「心の瞳」
『タンゴ・アルゼンチーノ』のフリオの歌ですね。
ファンからリクエストを貰ったけれど、譜面見ても全然思い出せなかったとか。
結局、新公のダイジェスト版を見たそうです。
姫「あー下手だなぁ、化粧ひどいなぁ…って自分で自分にダメ出ししながらね(笑)」
その映像を観た翌日に、DADの楽屋でみほこちゃんに「見たんだよー懐かしかったよー」としゃべってたら、ゲネプロを観に来たゆみこちゃんがひょっこり登場。
「わーすごい、揃った!でも今はみんな女子だね♪みんな女子♪」とはしゃいでたとのこと。
ちなみに姫がゆみこちゃんのことを「アヤブキ先輩」って呼ぶもんだから、竹下さんがビックリしてましたよ(^^;
ゆみこちゃんと言えば、AQUA5の活動の話も出ました。
今も生徒がテレビに出ると翌日にチケットが完売…なんてことがあるそうですが(←竹下さん情報)、テレビの力ってすごい、と姫もしみじみ。
竹「AQUA5はその先駆者ですよね」
姫「いえいえ」
竹「だって視聴率の高い番組ばっかり出てませんでした?」
姫「あーそうですよね。考えたら、フレンドパークとかね、出てたんですもんねぇ」
ゆみこちゃんとふたりでラーメン屋に行ったときには、店内にいた女性(←宝塚とか全く知らない人だったらしい)に「テレビで見たことあります。歌ってましたよね?」って声をかけられたこともあるそうです。
(ふたりがラーメン屋!?ってことの方に客席は沸いてましたけどね/笑)
竹「忙しかったでしょう」
姫「そうですね」
竹「水さんは仕事を断らない人って有名でしたもの」
姫「そうなんですか?(笑)」
竹下さんによると、雪組の生徒はそんな姫を見て仕事に対する意識を培われたと話しているそうです。
姫「良かった。水さんが仕事断らないから私たちも断れないじゃん…って言われてるのかと(笑)」
竹「いえいえ(笑)プロ意識を学んだって言ってますよ」
姫「よく育ってくれたっ!(笑)」
卒業してからもバラエティなどテレビには出たけれど、怖いって仰ってました。
AQUA5の時と違って「宝塚」という看板も無いし、バラエティ界の暗黙のルールがわからないから(それでも最初は知らぬが仏でガンガン喋ってたけど、なんとなく見えてくると)怖くて何も喋れなくなってしまって。
姫「壁の花…みたいな?(笑)」
ドラマ撮影の時もバラエティとはまた違う大変さがあったようです。
スケジュール表にしても台本にしても知らない記号(略字)ばかりで意味が判らないし、撮影前にはビックリするような音が鳴るしで、常にドギマギしていたみたいです。
面白おかしく話されてましたけど、大変だったんでしょうねぇ(涙)
でもそれもきっと財産になるし、今後の道を決めるうえでも必要なステップだったんでしょうね。
もう1曲は、客席を歩きながら歌ってくれました。
昼は「You're my…」
公演での歌は基本的に公演が終わってしまえば二度と歌わないけど、これは自分の歌なので…と嬉しそうでした←ちょっとドヤ顔してました(^^)
歌い方も今までと少し変えてましたし、確かに持ち歌があって何度も歌えるのはいいことですよね。
GUYSの活動が終わってしまったのは残念だけど、これもいい財産。
あ、ギターについては今回チラッと「やってみようかな」と思われたそうですよ?
でもコード見てもまったく思い出せなかったそうです(^^;
「もしかしたらまたやる…かも?」なんて仰ってましたので、期待せずに待ってまーす(笑)
夜は「Beyond the Door」を歌ってくれました。
この曲は音が高めなんですが、ボイトレの先生が「挑戦して欲しい」ということであえて高めに作られたそうです。
ショーのラストに歌うつもりでオーダーしたけれど、出来あがってきたのを聞いて「扉を開ける!」というシーンに使うことにした、とのことでした。
ちなみに男役は歌も低い音なので、DAD稽古場でとうこちゃんと「低くないですか?」「低いよね」と言い合ってたとか(笑)
歌姫のとうこちゃんでも久々だと驚くほどの低さなんですねぇ、男役音域って。
トークの後半は客席からの質問(食事中に集めてました)なので、話題もランダムでした。
お料理の話。
ほんとに外食ばっかりだった卒業すぐの頃に比べたら自炊も増えてきたご様子。
最近したお料理は?
ビーフストロガノフだそうです。
クック○ッドと首っ引きで、ご本人的には美味しく出来たそうです。
隠し味にチョコレートも入れたとか(笑)
ただし1度作ると5日連続でビーフストロガノフを食べなくてはいけないのが問題。
昼の部でさんざん「彼氏いないんですか」的なトークで攻められた姫、竹下さんにつっこまれる前に自ら「おひとり様だからね!」と申告してました(^^;
さらに「ひとり分を作れるようになった!」とも言ってました。
料理をし始めた頃は大量に作ってしまっていたそうです。
姫「人間それほど食べられないんだということを学びました(笑)」
ネギを刻むジェスチャーとかしながら説明してくれたんですけど、なんかもうやたら可愛いかったです。
やってみたいのは水泳。
全身運動だから、と。
クロールが出来ないので、クロールで泳げるようになりたいそうです。
あとジムにも行かなきゃいけない、と思っているとか。
思ってはいるけど「気が向いたら派」である姫は、まだ実現出来ていないらしい(笑)
竹「ダンスは?」
姫「あ、ダンスは行ってますよ」
竹「それなら大丈夫でしょう」
姫「でもダンスだけじゃねぇ、40過ぎたらねぇ」←走る真似しながら(笑)
思わず笑ってしまいましたけど、でも、うん、わかります。
私も同じことを実感する今日この頃です(爆)←もちろん姫のレベルとは雲泥の差がありますけどね。
30代までは「運動したらUP運動しなくてもKEEP」って感じだったのが、40になったら「運動しないとDOWN」なんですよねぇ(^^;
私みたいな素人でさえ焦って運動してますから、プロフェッショナルな姫がそのレベルをKEEPするのは大変だろうなぁ。
DADでヤンさんたちに刺激を受けてるようなので、たくさん「気が向いて」くださいっっ!(笑)
将来について。
10年後20年後は?
姫「すごく先ですねぇ…だってオリンピックも終わってますよ?あ、でも7年後はちょっと考えてます」
竹「へえ」
姫「オリンピックの年って、私ちょうど退団10年なんですよね」
OG先輩達によると卒業10年っていうのはやっぱり節目だそうです。
その頃にはしっかり道を決めて、その道をまい進していたいと仰ってました。
でも卒業して3年たって、ある程度目指す方向は決まったご様子ですよね。
今後はやはり舞台、ライブを中心にお仕事していきたいとのことでした。
そういった決意が出来たことも含めて、今年春の『屋根の上のヴァイオリン弾き』の影響は大きかったんだなぁと感じました。
トークショーの間、ことあるごとに「屋根ー」のときの話、市村さんやツレさんの話題が出てきたんですよね。
毎日同じ作品で同じ舞台に立って、公演1回1回をいかにお客様に届けるかと考えて真摯に打ち込む。
そんな市村さんやツレさんたちの姿を見て「私もこうやっていきたい」と思われたそうです。
市村さんにとっては再々々々演であり、それこそ歌も芝居もすべて入ってしまっている作品だというのに、お稽古場で毎日毎日「こうやってみようか?」「ここはこうしたらどうだろう?」と提案される姿。
楽屋でも色んなジャンルの音楽を貪欲に聞いている様子。
お稽古場では厳しくて怖かったし、実際に「怖いよぉ」って泣いたこともあるらしいですけど、良い時には「今日は良かったよ」とちゃんと見ていてくれる。
公演中の楽屋でも、すれ違いざまとかではなくちゃんと「みず!みず!」と近くに呼んでから「おつかれ!」と言ってくれる。
そんなパパにすっかり憧れちゃったご様子の長女さんでした。
「屋根ー」を通して女優としての自信と度胸も付いたご様子。
“普通の村の娘”をカツラや衣装の力もあってなりきれたし、ある日自然に「るん♪」ってなってたそうです。
るん♪=脇を締めて手首から先をちょっと上げたポーズ←こうする姫がまた可愛いv
この腕と手の形を、すごく意識してやっていたのが自然に「るん♪」ってしてるわ、私!ってなったそう。
男役の時も下級生の頃から何度も試行錯誤していつかそれが形状記憶みたいになっていたけど、女性を演じるうえでも同じようにやっていくしか無いんだと思うって仰ってました。
そうそう、「屋根ー」の話でひとつ面白かったのが…
公演中のある日、袖に返ってきたツァイテル姫に共演者の方が「わかった!」と話しかけてこられたそう。
「誰かに似てる似てるって思ってたんだけど、わかった!メーテルだ、メーテルに似てる!」
メーテル!!
その後ロシア人役のモコモコ帽子をかぶらされて「メーテルだメーテルだ」ってなってたとか(^▽^)
姫もまんざらじゃなかったみたいで「メーテルやりたい♪」と言ってましたけど、確かに似合いそう。
鉄郎は誰がいいかなぁ?(笑)
これも「屋根ー」の話だったか、竹下さんが「宝塚出身の方は外に出ると目力が強すぎると言われるとか?」ということを聞かれてましたね。
姫いわく、目力だけでなく姿勢もそうらしいです。
背筋がピーンとなっている、ダンスの時も芯が通っているのが男役の美学だったけれど、今はダンスレッスンに行くと「もっと普通でいいの、力抜いて普通に!」って言われて「普通って何?わかんないっ!」ってなっているそうです。
電車の中で吊り革を持って立っている時もピーン!なので浮いているらしい(笑)
姫によると「背筋を伸ばしていないと、なんとなくサボっているような気がしてしまう」んだとか。
そういう「頑ななまでのストイックさ」と、一方で「気が向いたときしかやらない」っていうのが同居しているのが姫なんだなぁ。
宝塚時代は前者の方のイメージばかりだったから意外だけど、でもそんなところも可愛いと思ってしまう…我ながら重症だねぇ(笑)
来年のお仕事についてもお話が出ました。
4月の舞台「Love Chase!!」のビジュアル撮りは終わったそうですが
姫「天使か悪魔か、それとも恋をしかけられる人間なのか?(笑)」
と誤魔化してどんな役なのかは教えてくれませんでした。
演出の玉野さんとはロシブルのタップを振り付けてもらって以来。
でも特に「タップ練習してきて」とは言われていないそうです。踊って欲しいけどなぁ。
竹「こういう作品って“あなたのラブチェイスの思い出は?”とか聞かれるんですよね」
姫「そう!聞かれました。恋のかけひき…自分のは無い…ので(苦笑)宝塚時代の役の話をしてきました(笑)」
この他にもまだ発表できないけれど舞台のお仕事があるっぽいです(嬉!)
今から準備しないといけないようなものらしく、徐々に準備中だとか。
「今までにない姿を見せられるんじゃないかと…」とちょっぴり自慢げに言った後で
姫「とかいってどうしよ?一緒じゃーん、全然変わってないとか言われたら(笑)」
そうやって照れ隠しするところが可愛いんだよねぇ~
どんな作品か、どんな役か、楽しみに待ちたいと思います。
他にもまだまだ沢山お話してくれたし、ファンに対する気持ちも丁寧に言葉にしてくれて感涙ものだったんですが…
それはとてもデリケートで上手くレポートに出来ないので、このへんで終わります。
それにしても、なんか可愛い可愛いしか言って無いですね、私(笑)
でも仕方ないんです。
だって、ファンに対してもすごく真っ直ぐで
「私は諦めないから、皆さんも諦めないで付いてきてください!」とか言われちゃうと、付いていきます!ってなっちゃうんだもん。
「今日ここに来られなかった方にもよろしく」とか言われちゃうと、こうやって頑張ってレポ書いちゃったりってなっちゃうんだもん(笑)
この病気は治りそうにありません。
治す気無いけどねっ!(笑)
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