初めて新橋演舞場に行きました。
小雨模様でしたが、せっかくなので和服にしましたよ。
(雨に弱い塩沢はやめて大島にしましたけどね^^;)

一緒に観に行ったのは、マミちゃん(真琴さん)会で知り合ったヅカ友のKちゃん。
80周年運動会の西宮球場が彼女との初対面でしたので、あれから早19年・・・ですか(怖)
マミちゃんが2番手さんの時にふたりしてSMAPくんに転びまして(←ほんとに同時だったから可笑しかったな)、それからはヅカ友というよりSMA友としてのお付き合い。まったく宝塚は一緒に観ていません(^^;
それこそ一緒にマミちゃんを観るなんて何年ぶりよ、懐かしすぎる~!ってな感じで行ってまいりました。

出演者は歌舞伎界の獅堂さん、大衆演劇の太一くん、お笑い(?)の藤井くん、ジャニーズの濱田くん、そして元男役のマミちゃん。
Studio Lifeさんもいるし、なんだこのバラバラっぷり(^^;

おかげで客席もバラバラでしたよ。
私のような和服姿から、靴脱いで足元に荷物広げてピクニックみたいな女の子たちまで(←そこは貴女の席の足元かもしれないけど、同時に他の人の通路だからね。気を付けてね^^;)
なんだこの異種族の集まりはって感じ(爆)

って前置き長いですね、すみません。
本編感想まいります!

※ネタバレです

「大和三銃士」というタイトル通り、デュマの「三銃士」を日本(戦国末期)に置き換えたストーリーでした。
海外小説を日本に置き換えるっていうコンセプトが、オーブの「二都物語」と同じだったのでちょっと不安もあったのですが(二都の脚本はひどかったからね)、これがなかなか面白かったです。

確かに消化不良なところもありましたが、原作にこだわり過ぎず、適当に取り入れて、うまいこと1本の『時代劇』に作り上げていたと思います。
原作知らなくても判りやすいんじゃないかな?
(もちろん知っていた方が楽しめるだろうけど。あ、でも原作フリークだと逆に細かい違いにイライラするのかな^^;)
むしろ戦国末期(豊臣VS徳川あたり)を知らないとツライかも。
私は関ヶ原から大坂の陣までが20年ほどもあったのかぁ~と、それにちょっと驚きました(無知ですね)

出演者は先に書いた主要メンバーだけじゃなく、みんなお上手でした。
旅芸人の人たち(どうやら太一くんの実家族らしい?)とか半端なく上手いし!!

獅堂さんとか藤井くんは今まで観たことあるけど、さすがの安定感。
太一くんの軽い身のこなしも凄い。
アラミス役の濱田くんは初めて拝見したけど、背が高くてイケメンで、ジャニーズらしくバク転もお手の物。
なにより諸先輩方の中でも物怖じせずに(←ご本人の内心は判らないけどそう見えた)思いっきり演じているのがいいなぁと思いました。

あ、そうそう濱田くんと同様に初めて拝見した秀頼役の松本さんと千姫の松山さんがとってもとーーーーっても良かったな。
可愛くて、ふたりそろってお人形にして連れて帰りたかった←

マミちゃんについては・・・判らない(笑)
だってどうしてもファンの身びいきが入るもん。まともな判断が出来ないんだよね(^^;
でも、2人の男性の間で揺れ動き、獅堂さんの腕の中で死ぬ・・・なんて、もうもう「マミちゃんってば女優になっちゃってーーーーーー!」とKちゃんとふたりでニヤニヤしましたとさ。
これまでも何度か卒業後のマミちゃんは観てるんだけど、ここまで健気で可愛い役って初めてだった気がします。
うちの姫にもいつかこんな役を!と思っちゃったのは仕方ない(笑)

そんでもって私が一番ツボった登場人物は片桐(リシュリュー卿)の傍らにいるお侍さん。
このひと2幕で突然現れたように見えたんだけど、名乗りをあげたと思ったら「ろしゅう」って!

ロシュフォール来たーーーーーーーー!(爆)

なんか予想してなかった分ツボに入りまして、マミちゃんが切られるという悲劇のシーンなのに笑いの虫と戦う羽目になりました。
あかんよ、私ロシュには弱いねんから(^^;

残念だったのは、初日あけてすぐのせいかカミカミの神が色んな人に降りてたこと。
プロなんだから、そこは初日までに仕上げておいて欲しいですよ。プレ価格ってわけじゃないんだしね。

えーっと、そんなこんなでとりとめもなく感想書いてしまいましたが・・・

美苗(ミレディ)が報われる役だったのと
(なんども言うけど麻子ちゃんのは可哀想で仕方なかった;;)

チャンバラの量が私的にギリギリ止まりで助かったのと
(殺し合いシーンはそんなにたくさんいりません)

なにより「死」や「大義」を美化しないところが、とってもとっても良かったです。