約1週間たってしまいましたが、自分の記憶(記録)のためにも簡単に感想を。
※ちょっとだけネタバレしてます
鹿殺しの舞台を観るのは3回目(3作品目)です。
座長の菜月さんが海外留学するため1年間活動休止になる、その直前の舞台。
どんな感じになるかと期待しましたが、正直なところ今までの2作品ほどインパクトはありませんでした。
前回観た「BONE SONGS」はヒロインの生きざまが苛烈で、痛々しいほどだったし。
初めて観た「田舎の侍」は実際の歴史とフィクションを混ぜたところに面白さを感じたんですけど、今回はそういうのは無かったです。
でも、だからつまらないというわけでは無いです。
歴史とかに頭を使わなくていいぶん、逆にじっくりじんわり来る感じ。
鹿殺しらしい(←3作しか観てないくせにおこがましいですが)設定の奇抜さや、登場人物の個性(変人っぷり?)は充分あるし。
突拍子もないストーリーや馬鹿げた台詞の中に、アラフォー世代なら誰でもぶつかるような年齢の壁や、夢と現実の折り合い・・・といったリアルさが散りばめられていて。
色々と自分と重ねて、切なくなったり希望を持ったり・・・じんわり来ましたね。
あとは、タカラヅカファンなら思わず苦笑するような場面もいっぱいありましたよ。
元トップスターの名前も出ましたしね。
(タカラヅカ至上主義で、少しでもパロディにされたら腹が立つ!って人は観ない方が良いかと^^;)
個人的には、関西のローカル地名(特に阪急宝塚線沿線)も関東のローカル地名も両方よく知っているおかげで、他の人よりも楽しさ倍増だった気がします。
最初に「庄内」って地名が出た時は庄内平野かと思いましたもんね←宝塚線の庄内駅だった(^^;
タイトルのとおり「電車」も出てくるんですが、ちゃんとアズキ色してるのもツボりました(^▽^)