『To the next stage』のラストは舞台中央で5人がポーズ。
一瞬の暗転のあとライトが付くと、出演者がステージ前方に出てきて横並びになりました。

夏「えー本日は、SHOW Beyond the Doorにお越しくださりありがとうございました」

ここ、2回目(9/15昼)の時に夏希さんてばショーの名前をド忘れしました(爆)
ご自分が付けたタイトルなのに!
ご自分が演出したショーなのに!
まさに、おっちょこチカちゃん。
客席も笑ったけど、夏希さんの隣で耕ちゃんが大ウケしてた(笑)


ここまでが「SHOW Beyond the Door」で、ここからは別枠の「トーク&ライブ」とのこと。
まずはひとりずつ自己紹介。
下手から志乃ちゃん、耕ちゃん、三井さん、ICHIくんの順番。
ICHIくんに対しては「いっちーと私は宝塚でねぇ」と嬉しそうな夏希さん。
N.Y.のダンススタジオで偶然再会した時は、ちょうど教室の端から端までくるくる回っている途中で互いに気付いたそうです(笑)

夏「キャラバン(男役っぽくふたりで踊るシーン)の振付のときには、いっちー急にスイッチが入ったよね(笑)」
い「はい、やっぱり(笑)」
夏「だよねぇ!」
い「でも10年前を思うと、こんな風に水さんと踊るなんて夢みたいです」
夏「ああ、学年がかなり違うからね」
ICHIくんの初舞台は「スサノオ」
夏「え?じゃあ、欲しいものを言ってごらんって時に、あの周りにいたの?」
い「はい、あの青い爪をされてるときに、横でこう…(笑)」
夏「そっか、あれを知ってるんだ」
い「はい、ふふふ」
これを聞いた耕ちゃんが「いいなぁ」と言ってました←なんでやねん(笑)

志乃ちゃんと夏希さんは今回がはじめまして。
お稽古初日はすっごく緊張していたという志乃ちゃんに「ええ?そうなの!?」と高い声で驚く夏希さん。
ミュージカル畑でずっと来た志乃ちゃんは、お芝居の無い「ダンスと歌だけ」というのが初めてだったそうです。

三井さんは逆にダンスだけがほとんどで、舞台上で声を出すことが7年ぶりだったとか。
声を発する時につい力が入る三井さんに、夏希さんが笑ってました。
三「こうやって舞台で声を出すってことが無いんで、どう表現したらいいか…」
夏「でもほら、その分カラダで表現してるから、ね」

耕ちゃんとはお馴染み。
「客家」と「屋根の上のヴァイオリン弾き」で共演したものの、こんなにダンスや歌も出来るとはっ!とベタ褒めの夏希さん。
耕ちゃんは「これが出来て嬉しかった!」と屋根ヴァの村娘ダンスをしてました(笑)←耕ちゃんはロシア人で通行するだけだったもんね(^^)

お稽古はタイトなスケジュールで(ま、それも私が決めたんですけどねぇ~と夏希さん^^;)、しかもかなりの曲数なので振付が1日に2曲分ついたりして本当に大変だったみたいです。
みんな夜遅くまでお稽古場にいたとか。

三井さんと耕ちゃんは互いにダンスと歌を教えあい、お笑い好きで意気投合し、コンビを組む予定と言っていました(笑)
(ショー後半のコント部分は、夏希さんが台本書いたわけじゃないそうなのでふたりで考えたのかな?)
志乃ちゃんとICHIくんも同年代で「ここはどうしてる?」「ちょっとこれ教えて」という感じで和気あいあい相談し合ってた様子。

夏「みんな同年代で良かったよね。私だけちょっと上なんですけどね、ちょっとだけね(笑)」

本当にイイ子たちに囲まれてるって感じで、夏希さんがとても幸せそうでした。
にこにこ笑顔が溢れてるの。
ただ、トークの間、夏希さんは片足重心で腰に手をあててるし(衣装は女神様なんだけど^^;)、ICHIくんも気付けば仁王立ちでした(衣装はふわっとしたワンピースなんだけど^^;)
もう女子なんだからー!気を付けてー!


夏「えっとここまで、切っても切っても私が出てきましたけど(笑)ま、私が主役なんでね(笑)」

でも、若者たちの溢れる才能を観て欲しい、ということで次は4人のダンスシーン。
『Mad summer』
映画「菊次郎の夏」のアレンジ曲にあわせて、白い衣装の4人が爽やかで軽やかなダンスを魅せてくれました。
夏希さんが楽曲を選択し、おおまかなダンスの流れは注文したけれど、あとは4人に振り付けを任せたシーンだったそうです。
ショーがスピード感あふれる盛り沢山なものだったので、ここは“ほっこりした感じ”にして欲しいとお願いしただけなのに、想像以上に素晴らしいものになったと感動しきりの夏希さんでした。


4人が上手袖に去っていくと、入れ替わりに出てきた夏希さん。上は白いビスチェに黒のホルターネックが付いたようなデザインの衣装で、腰から短いフリルが二重に付いていました。
下は、14日は細身の黒のパンツ。
15日はスカート姿再び!←おおーっと沸く客席(笑)
白黒の布がアシンメトリーに配置された膝丈のフレアスカートで、とてもお似合いでした。

ここからゲストコーナー。
14日のゲストは藤岡正明さん。
お稽古場で聞いて夏希さんいわく「ビックリ仰天なの!」な藤岡くんデビュー秘話を話してくれました。

たぶんファンの方はご存知なんでしょうけど、藤岡くんがアサヤンオーディションに応募したきっかけ。
お兄さんと一緒にお兄さんの友達の付き添いで会場に来たら外がすごく暑かった→会場内に入ったら涼しいしドリンクもあるらしい→オーディション参加者しか入れない→近くのコンビニで履歴書買ってプリクラ貼って(!)応募した、そうです。
帰りの電車は落ちた兄友達と受かってしまった自分と…で気まずかったらしい(^^;

夏「藤岡さんはミュージカル俳優…なんですか?」
藤「え?」
夏「…じゃないんですよね」
藤「まぁ、ミュージシャンとしても活動してますけど」
夏「そうですよね、決めなくてもいいですよねっ」←まとめた?(笑)

ご本人いわく「日本のミュージカル界で3本指に入る“踊れない”ミュージカル俳優」らしいです。
確かに踊ってるところ観たこと無いなぁ(^^;
ミュージカルって「歌だけ」っていうのも多いですしね。
そんな藤岡くんなので、歌で勝負!!

まずソロで歌ってくれたのは「レ・ミゼラブル」から『Stars』
ご自身が演じたマリウスの歌を選ばなかった理由は教えてくれませんでしたが(笑)、私はレミゼの中でもこの曲がかなり好きなのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

いやぁ、ほんと素晴らしかった!!
いつか藤岡くんにジャベ演って欲しいなぁ~と思いました。
でもジャベの曲は藤岡くんのキーからするとかなり低いそうです。
(余裕に聞こえましたけどね)
共演したTATTOO14でも「高い(女性ゲストと同じ)キーで歌っていたよねー」っと夏希さん。

次に藤岡くんと夏希さんで『朝靄』
これは藤岡くんのオリジナル曲で、伴奏も藤岡くんのギターソロ!

ちなみに舞台稽古に来た藤岡くん、突然「ギター弾いて」って夏希さんにお願いされたそう。それで「わ、わかりました。5分ください」ってその場でアレンジしてくれたんだそうです。優しいなぁ。
そんなエピソードに「そうそうそう」と笑いながら頷いている新人演出家さん(^^;

夏「私もね、ギターやってみたんですよ。皆さん(ファン)の前で弾いたりしてね、緊張!みたいな」
藤「客席も緊張?」
夏「そうそう!でも止めちゃった、向いてないみたい」
藤「そんなことないでしょう?他に楽器は?」
夏「あー小さい頃にバイオリンを習って。少年少女オーケストラっていうのに入ったんですよ」
藤「うん」
夏「でも練習しなくて、弾けないのに弓の動きは他の子に合わせないといけないんですよね。だからこう弓を(弦から)浮かせて…」
藤「エアー?(笑)」
夏「まさにそう!(笑)」

こりゃもう弾かないご様子ですねぇ(^^;
でもいいですよ、夏希さんは自分のカラダをかき鳴らしてくださればっ!←Play me!(TATTOO14より)

藤岡くんとのデュエットソングはゲストさんの持ち歌ということで少々緊張しましたが(なぜ客席の私たちまで緊張するんでしょうねー^^;)
優しい歌でとても素敵でした。
ショーの中の曲がパンチ効いたものばかりだったので、あらためてこういう優しい歌い方をする夏希さんていいなぁ~と思いました。
「Your my…」とかまた聞きたいな。

最後に藤岡くんはご自身のツアー予定を宣伝して「水さんが来てくれるならファンの方も来るかな(笑)」と言いながら爽やかに退場。
次の機会ではゲストではなく、がっつり共演してほしいなぁ~と思いました。


とりあえず今日は時間切れなのでここまで。
今からビア姉さん観てきまーす!!