役替わりはAパターン。
私はこっちのキャストの方が好きだなぁと思いました。

真風くんは肩をいからせた歩き方がどうも苦手なのですが(昔から直らないよねぇ。というか直す気無いのかな?)ティボルト役は粗野な感じを出すためか特にそれがひどかった。
踊っている方がずっと素敵です。
特殊メイクとストレートのロングシルバーヘア・・・某グリーン死神閣下を思い出したのは私だけじゃないと思うけど(笑)
某閣下と違うのは体温の無い感じ?(閣下は見かけに反してパッショネイトでしたから/爆)
薄く笑う表情がいいなぁ~と思いました。

べにーは線が細いのでベン役の方が合ってた気もしますが、一方でこういうティボもありかなって思いました。
腕力(こぶし)じゃなくて、あくまでもナイフに頼っているティボルト。
本当は弱くて繊細で、でも生まれながらの立場ゆえに精一杯の虚勢を張っている・・・だからこそ「本当の俺じゃない」っていう歌が痛々しく聞こえました。
(それまでのティボだと何となく言い訳っぽく聞こえてたんですよね^^;)
ジュリエットへの想いも「女」に対する情欲ではなく「聖母」に救いを求めるようなものだったんだろうなぁ。それが穢されたことでロミオへの憎悪につながったんだろうなぁ、と思わせるティボでした。

ことちゃんは本当に上手いねぇ。
新公学年とは思えない堂々としたベンボーリオ。
先日の愛役の時は女らしく柔らかくて美しいダンスだったし、今回の少年らしい軽やかなダンスもお手の物。
歌も高音低音ともに自由自在。
あとは星男らしいハッタリ感が付けばいいなぁ(笑)

前回観たときと席はほとんど変わらなかった(1階11、12列目のセンターブロック)んですが、ミキサーさんが上手かったのか、出演者のパワーがさらにアップしたのか迫力のあるロミジュリでした。
楽しかったです。

でも星組はショーよ!!なんで次も1本立てなのよっ!(まだ言う)